- Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063492323
感想・レビュー・書評
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4-06-349232-x 196p 2005・12・16 1刷
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『あらしのよるに』のコミカライズ。狼のリーダーのギロが「なぁガブ エサと友達になっちまったら お前何を食って生きてくつもりなんだ?」に対してガブが「だ だから その…アイツだけでいいんでやんす たった一匹のヤギだけで…」泣けるな…。今読むと、喰種(狼)と人間(ヤギ)の話として読めてしまう。当時も作者が、どんな関係性にも置き換えられる、同性愛的要素が含まれていてそう言う読み方をされている事に作者の意図しない深読みを読者がしてくれていて嬉しい、と言う趣旨のインタビュー記事を読んだ記憶がある。
物語は全て読者のものなんだな、と思った。読者の為に書かれるものであって、作者の自己満足ではいけないのだ…
二人(二匹)逃避行中、メイが寝てる間に食事に行くガブ…食べないとガブの命が終わる。それは理屈で解っていながらも生き物を食うガブが許せないと思ってしまうメイ。ヤギのメイは草しか食べないから…だがそれも命を摘んで自分を生かしている事なんだよなぁ。獲物の意思が見えるか見えないかの違い。喰種は食事の度に「意思のある生き物(人間)」を自分の手で殺して食べる行為を行っている。生き物の死を直に感じ、それでも自分が生きる為に行う。殆どの人間は自分で手にかける事をせず、加工されたものを「罪悪感」抱かずに食っている。生物として「生」に真摯に向き合ってるのはどっちだろうか。人間を自分の手にかけて殺して食料を得る事が出来ない喰種がいるのは「食糧を殺す」行為に罪悪感が擦り込まれていると考えられるので、人間の社会に紛れて生きている為に人間≠食料と見られなくなった、と言う場合と、やはり「亜種が原種を食っている」と言う同族食いに対する本能的な嫌悪感だと思う。
「なんでオイラ
オオカミなんかに
生まれてきちまったんだ…」
喰種の叫びにも聞こえる。
当時『あらしのよるに』がとても話題になっていたので書店で手に取ったが(こんな感じなんだろ)って感じだったが、最後のページを読んで即レジ直行した。最初に読んだ時は種族の違いを越え友情を貫く流れが非常に同性愛的要素を含む、と思って号泣したんだが、今読むとグールが浮かんでしょうがない。 -
最高です!
何度読んでも飽きません -
絵本版が本家だと思いますが、娘が持ってたマンガをたまたま読んだら・・・・
これまた感動です! -
泣いた。
キャラクターの情緒的な部分とかが作中によく出ていました。
こんな可愛らしいイラストですが、緊迫感とかもすごく伝わってきます!
帯が邪魔してカバーのイラストが見えないのが残念。 -
むっちゃかわいいおしり
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「あらしのよるに」漫画版。ガシガシとしたタッチの絵がとてもかわいらしいです。
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絵が好き
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ほんわかします。
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絵がポップでかわいい。
でもやっぱりこれも映画とは別物・・・といった感じ。