ヘルプマン!(1) (イブニングKC)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 51
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (240ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063520705

感想・レビュー・書評

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  • 『時間と学費をムダにしない「大学選び2011」』(光文社)の著者(石渡嶺司/山内太地)が選んだ「福祉・心理」に関する本

    (レベル1:これを読まなきゃ願書は買うな!)

    介護福祉の漫画。
    現場を見てこの漫画を読んでから福祉の世界に入ってほしい。

    >>ブログ「福祉のこころ」でも紹介しています。
    「漫画「ヘルプマン」が舞台化、そしてDVD発売へ!」
    http://humanwelfare.blog.so-net.ne.jp/2011-01-17-5

  • 「介護」がいよいよ身近になってきたので改めて読み直す。
    今はまだ積極的な手助けというところだが
    これからどうなるのか全く見当がつかない。
    少しでも知っておくことで家族みんなのQOLがよくなれば、と思う。

  • 友人に教えてもらって読み始めた本。
    話を聞いたことはあったけど、絵で見るとよりしんどく感じた。
    わたしはまだまだ知らないことが多すぎると感じた。
    介護をされている方、本当にすごいと思う。

    自分が夢の中に行ってしまった時のことを考えるようになった。
    多分よく掃除をするんだろうなあ、お菓子の袋は結んで証拠隠滅するから、「いつのまにお菓子食べてる!」ってヘルパーさん(か介護してくれる家族)を困らせそう。とか考えた。

  • 読み進めている

  •  仕事上の必要があって、くさか里樹の『ヘルプマン!』全27巻を、丸一日かけて一気読みした。
     以前、7巻くらいまで読んだことがあったが、全巻読んだのは初めて。

     断片的に読んだときには「なんか古臭いマンガだなあ」と思ったものだが(わかりやすすぎるキャラの立て方とか)、最初から最後まで読むと、この作品がもつ底力がわかる。ベテランマンガ家の「読ませる力」というのは、やはり大したものである。

     介護業界を中心に、高齢化社会の問題点をわかりやすく描き出した作品として、過去はもちろん、今後もこれを超える作品は出てこないのではないか。
     すごいのは、認知症や介護虐待など、深刻な問題を毎回扱っていながら、「ちゃんとエンタテインメントになっていること」だ。くさか里樹は、優れたアルチザンだと思う。
     そして、全15シリーズに及ぶ各編がいずれも、最後は読者に希望を抱かせる終わり方になっている点もよい。

     ところで、主人公の熱血青年・恩田百太郎は、けっきょく最後まで(『イブニング』連載分では)介護福祉士の国家試験に合格できなかったのだね。老人介護のために生まれてきたような男(どんな老人ともすぐに打ち解けてしまう)であるにもかかわらず……。それもなんだかすごい話だ。

  • 1巻から読み始めの頃は、介護士になって自分が変えられることもあるのかなと思っていた。その後、最終巻まで読み続ける中で、介護と一口に言っても、社会福祉協議会や県庁など、介護に関わる仕事はいろいろあり、マンガの中でその人たちは自分のできることを精一杯やっていた。自分が「何か」になる必要はなくて、「今の自分」にできることをやればいいのだと、意識が改革された。介護士にならずとも、まずは自分の祖母、そして地域のお年寄りに対してできることはある。地域みんなで支えれば、「介護」を仕事にする必要もない。このマンガは、介護士への就職を誘導することが目的かと思ったが、そうではなくて、必ずすべての人に来る老いに対し、現状の問題点を明らかにし、自分が老いた時にどんな社会であってほしいかを考えさせ、意識改革を図ることが目的ではないかと思った。
    (2016.6.3)

  • 介護版「ブラックジャックによろしく」。

  • タイトルだけは知っていましたが最近になって読みました。

    色々なシーンがありますが1巻最後のシャンプーのシーンでは何故か涙が出ます。
    介護の仕事とは何か?と聞かれたら、人を喜ばせること、というべきなのでしょうか。

    「介護なんて誰でも出来る」と言う作中の分にはかなり心を突かれました。
    まだ手伝い程度にしか知らなく甘く見ていた自分に対するお叱りのように感じました。
    生半可な気持ちで選択できる職業ではないなと思います。

    なかなか読むのが大変そうですが、機会があれば全部読んでみたい作品です。

  • 6月5日『ろうごの日』この一冊

  • 細かくて過激。介護の勉強もできそう。

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