しずかの山(2) (イブニングKC)

著者 :
  • 講談社
3.50
  • (1)
  • (4)
  • (1)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 31
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063523423

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 第2巻はアンナプルナ初登頂の謎を扱っていて,『神々の山嶺』がテーマとするエベレスト初登頂の物語とかぶる。
    『神々の山嶺』がきっかけで,『岳』『孤高の人』と読んできた山岳漫画だけど,この『しずかの山』も良い作品。

  • 「岳」の大ヒットの陰に隠れているが、個人的に注目している登山漫画。
    この2巻では『真実の山◆アンナプルナ』編が完結している。

    ネパール・ポカラから仰ぎ見るアンナプルナは神々しいまでに美しい。
    一方で、その美しさを構成する急峻な岩壁は、登山者に高いリスクを迫り、kラーマウンテンと仇名されている。

    また、初めて人類が登頂に成功した8,000m峰としても有名なアンナプルナであるが、エルゾーグが本当に登頂に成功していたかどうかは疑問の余地があるとされている。
    それを確かめるために、若き日本人クライマーが挑戦するのが、本編のストーリー。

    ヒラリーよりも先にマロリーがエベレストの山頂に立っていたのではないかという疑問をテーマにした「神々の山嶺」と似たモチーフだが、読後の印象は大きく異なる。

  • 相変わらず松本剛は顔で語るのがうまいなあと思う。そして何かに縋り付く人間を描くのがうまいなあと思う。

  • 「岳」と同じように登山者の死を扱うけど… 岳とは対照的で非常に暗いですね。主人公が友人を失くしたことが根底にあることが、今回の内容から分かる。でもこういうのもなかなか面白いと思う。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

1958年、大阪府生まれ。

大阪府立大学総合科学部卒業、兵庫教育大学大学院連合博士課程(教育臨床連合講座)修了、博士(学校教育学)。

現在、兵庫教育大学大学院学校臨床科学コース。
公認心理師、臨床心理士。

「2020年 『エンカウンター・グループの新展開』 で使われていた紹介文から引用しています。」

松本剛の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×