- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063523423
感想・レビュー・書評
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第2巻はアンナプルナ初登頂の謎を扱っていて,『神々の山嶺』がテーマとするエベレスト初登頂の物語とかぶる。
『神々の山嶺』がきっかけで,『岳』『孤高の人』と読んできた山岳漫画だけど,この『しずかの山』も良い作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
「岳」の大ヒットの陰に隠れているが、個人的に注目している登山漫画。
この2巻では『真実の山◆アンナプルナ』編が完結している。
ネパール・ポカラから仰ぎ見るアンナプルナは神々しいまでに美しい。
一方で、その美しさを構成する急峻な岩壁は、登山者に高いリスクを迫り、kラーマウンテンと仇名されている。
また、初めて人類が登頂に成功した8,000m峰としても有名なアンナプルナであるが、エルゾーグが本当に登頂に成功していたかどうかは疑問の余地があるとされている。
それを確かめるために、若き日本人クライマーが挑戦するのが、本編のストーリー。
ヒラリーよりも先にマロリーがエベレストの山頂に立っていたのではないかという疑問をテーマにした「神々の山嶺」と似たモチーフだが、読後の印象は大きく異なる。 -
相変わらず松本剛は顔で語るのがうまいなあと思う。そして何かに縋り付く人間を描くのがうまいなあと思う。
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「岳」と同じように登山者の死を扱うけど… 岳とは対照的で非常に暗いですね。主人公が友人を失くしたことが根底にあることが、今回の内容から分かる。でもこういうのもなかなか面白いと思う。