山賊ダイアリー(3) (イブニングKC)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 50
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063524543

作品紹介・あらすじ

空気銃で鳥を仕留め、山を見回り、罠を仕掛ける。獲れた鹿を捌いて食い、余った肉で燻製作り、付け合せは河原で採れたクレソン。とはいえ、時には暗い山の中で数時間も過ごすハメに……狩猟は自然の恐怖と隣り合わせでもある。近代的なマンションに住みながら、ちょっと山まで狩りに行ける、猟師・岡本の生活をあなたも味わってみませんか? おまけの1話「天然スッポン」の回も収録。

感想・レビュー・書評

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  • すっかりお気に入りのシリーズ。今回はちょっとだけ知ってることも登場してて、うんうんと楽しく読んだ。

    ここで描かれているとおり、鹿肉って猟師さんにはあんまり珍重されない。近所に義父の幼なじみで猟をやってるおじさんがいて、鹿肉や猪肉をもらったことがあるけれど、鹿は癖はないけど旨味も少ない感じだった。猪肉はやはり断然野性的な味わいがあって、くれるときおじさんも誇らしげだったなあ。二人とももう死んじゃって何年もたつ。懐かしい。

    そのおじさんも銃所持免許を持っていたが、免許取得や更新の時の顛末をいつも笑い話にしてた。「ポリ公はな、ワシらをわざと怒らせようとしよんねや。あっち行かされこっち行かされ、あげくまた明日来いとか言いよんねん。そこでカッとなったら終わりやねん」いかついガタイにギョロ目がまるで仁王様のようなそのオッチャンは、「どこにそんなもんあったんや!と自分でも思うわ」というありったけの忍耐力をかき集めて、なんとか免許をもらってたそうだ。この作者はわりにすんなり免許取得に至っている。やっぱり見た目の怪しさの違いかね。

    アキ君がヌートリアを逃がしちゃう話があるけれど、えー?ヌートリアって可愛いかなあ?結構でかくて、ネズミみたいで、ギョッとするよ?最近生息域が広がっていてよく出没するようになっているとニュースでやってた。アライグマに続く、新手の畑荒らしなのだよね。

    畑荒らしと言えば、カラスが一番の知能犯。カラスは、ほんっとーに賢い。武器を持ってない人間なんかまったく恐れない。それどころかちょっかい出してきたりする。作者も結構苦労してた。でも食べるところがすごいなあ。カラスはちょっと…。

  • 今回も楽しく読ませてもらいました。
    銃や罠の技術や知識、命を頂くときのこと。解体の方法から料理、保存、加工食品の作り方まで。本当にいろいろ学べる漫画です。

    若い人(子どもも含めて)生きること、食べること人間の業や性(さが)についても考えさせられる一面があるにもかかわらず、特別なことではなく日常生活として描かれているところが自然です。読んでいるうちに、人間もヒトという生き物なんだということに気づかされたり、得手不得手はあっても、誰かのお世話になって生きていかねばならない現実があることをじんわりと知らされたりするところが好きです。

  • 初版 帯

  • 鹿をとって食べます。
    みんなおいしそうに食べてますが、鹿のソーセージ食べたときはにおいと味がきつくて食べられたもんじゃありませんでした。羊のほうがまだマシです。自分には無理だ……。

    魚釣りの回があり、ブルーギルを釣ります。岡本さんが釣り針にひっかかったのを見たとき、過去不注意で家族に釣り針を耳たぶに引っ掛けた苦い思い出がよみがえりました(実話)。

    狩猟免許をとる内容は……なんなんですかねあれは。ぐるぐる腕を回したりジャンプしたり……あんなんで免許取れるのかと疑いたくなります(笑


    で、相変わらず色々ミスをしているようで、外来種のヌートリアを逃がしちゃったり(逃がすと罰せられる。4刷ぐらいで謝罪文が書いてあるらしい)、バイクを山に落として救助を待ったりと大変。



    そして今更ながら登場人物紹介が……(遅くないですか

  • 狩猟だけでなく釣りの方の話もちょこっと。
    試験の話とか銃の所持についてとか、知らない事ばかりで楽しい。

  • えだつの枝角のなああ一本角の若鹿の雄です 沢に運び内臓を抜きます 首は髄ごと切ります 因みに動物の足は大抵前足より後ろ足の方が肉付きが良く美味とされています 鹿の肋肉(スペアリブ) 特製ダレに浸けておきます ジップロックならタレは少なくて済みます 48時間以上冷凍して殺菌した後半解凍にしておきます 赤身の力強い旨味 タレのお陰で青臭さがハーブみたいに感じる ジビエって感じですよね ソミュール液 桜チップ 燻製器 火災報知器 換気扇MAX 渋柿の塩漬け 旅館のお茶請け ネートリアは外来種 実はカラスって牛を食ってるらしいんです バイタル(生命)を司る部分 カラスのフンは黄色 クレソン(オランダがらし) 劣って ホンドギツネ 所謂泥抜きです スッポンの生き血 肝臓に付いている胆嚢と膀胱は取り除きます 爬虫類って実は一番いい出汁を出すんじゃないでしょうか

  • 鮖ソ閧峨?荳堺ココ豌励ャ縺キ繧翫↓邨カ譛帙@縲∝・ス縺阪↑蛻コ霄ォ縺ッ鮖ソ縺ィ縺?o繧後※鬟溘∋縺溘¥縺ェ繧翫???繧企?縺ォ迸シ繧貞シ輔▲縺九¢繧九↓諱先?悶@縲∝、ァ讖九&繧薙′縺上k縺上k螻井シク縺ァ縺薙¢縺昴≧縺ォ縺ェ縺」縺ヲ隨代>縲∽ココ蜿ゅr繧、繝、繧、繝、縺吶k繝後?繝医Μ繧「縺ォ蠢?・ェ繧上l縺溘?

  • 空気銃で鳥を仕留め、山を見回り、罠を仕掛ける。獲れた鹿を捌いて食い、余った肉で燻製作り、付け合せは河原で採れたクレソン。とはいえ、時には暗い山の中で数時間も過ごすハメに……狩猟は自然の恐怖と隣り合わせでもある。近代的なマンションに住みながら、ちょっと山まで狩りに行ける、猟師・岡本の生活をあなたも味わってみませんか? おまけの1話「天然スッポン」の回も収録。(Amazon紹介より)

  • 本巻は狩猟免許から銃所持までのウンチクが語られており、1巻ともネタかぶりながら興味深く読ませてもらった。基本自給自足のようだが、気になる禁猟期も漁をしているんだ~アウトドアを趣味にしていた自分だが、著者の生活を垣間見ると、自然と生きるとはこういうことなんだと改めて実感する。

  • カラスを食べてみたい!そんな、謎な衝動に駆られている。私にゲテモノ疑惑が浮上中。鶏肉だと思えば、どんな鶏肉でも食べれるのではないかという錯覚に陥る。マサムネくんのように「カモ肉だよ」と騙されたら私は平気で食べそうだなと思ったりする。猟師マンガを読むと猟師に対する憧れが増してゆく。憧れだけでは猟師になれないのだが…。余談だが度々、作中に登場するヌートリアはY川(こちらも作中に登場する)でよく見かけていたなと懐かしく思った。

  • この猟師兼漫画家さんの食べ物へのこだわりの無さというか、とりあえず食べてみるかって行動を起こすのが凄い。ドブネズミには棒が当たらなくてよかったと思ったよ。ヌートリアは逃されたし(笑)寄生虫が動いてたブルーギルとか絶対無理。スッポンも解体できるのか。この人も何か自然災害なりで地球が大ダメージ受けても生き残りそうな気がする。

  • 地元岡山で猟師になった作者が綴る猟日記。
    鹿刺し、美味しそうです。

  • 一年中狩りできるわけじゃないものね。でも、自分で獲物はとるのね!ステキ!

  • さらっと読みやすいこともあって、なんだかんだ毎回楽しんで読んでます。

  • 見た事あるー!!スーパーで銃持った人。

    その時は『え?何あれ本物?』って感じだったけど、やっぱりあれは猟帰りか何かの猟師で、バリバリ違反行為の現場だったのかなー。

  • カラス食うのはすげーなーと思いつつ、燻製作りとかうんうん、とうなづきながら読む

  • 第3巻。猟以外に釣りも。作者の食への探究心がすごい。燻製とかけっこう料理が凝っている。でもカラスは…。何気にクレソンもおいしそう。やっぱりおもしろい。

  • 狩猟に興味があるわけではないが、物語を刻むトーンがきっちりしていて、読むことが心地よい。

  • 「リアル猟師奮闘記」第3巻。
    新米猟師による体験記。淡々と描かれているが、何故かはまってしまう。
    今回は、シカの猟、でもイノシシに比べてシカ肉は猟師の中では人気が無いこと。燻製の作り方。カラスが牛を食べるということ。そして、スッポン猟と解体・料理の仕方についても。

  • 1〜3巻まで読んでみた。猟師という仕事について、とても丁寧に書いてある。

    女性には歓迎されないと書いてあったが、人に寄るんじゃないかなあ。それだけスーパーで切り身になって売っている肉と、生きて動いている生身の動物との距離が遠くなったということだろう。

    狩猟はハードルが高いけど、釣り位なら素人でも始められるし、自然の中から命を頂く感謝の気持ちも感じやすいのではないかな。

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著者プロフィール

弁護士、米ニューヨーク州弁護士、証券アナリスト。
岐阜県生まれ。慶應義塾大学経済学部卒業。一橋大学法科大学院及びペンシルバニア大学法学修士課程修了。ロイター通信(当時)勤務を経て、弁護士登録。現在は骨董通り法律事務所(東京)パートナー。神戸大学客員教授、JCBI(ブロックチェーン・コンソーシアム)著作権流通部会長などのほか、著作権、Web3などに関する関係省庁の委員も務める。趣味はリズムタップと茶道(松尾流)

「2024年 『著作・創作にかかわる法律 これでおさえる勘どころ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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