係長 島耕作(3) (イブニングKC)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 7
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063524598

感想・レビュー・書評

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  • VHSとベータのネットワーク効果•戦略、日本の未来における対局的な話が盛り込まれていて勉強になりました。

  • 2巻に引き続き、クリスマスツリーの話。
    島耕作は直接社長に直談判し、クリスマスツリーを見てもらう。
    社長はひと目でそれを気に入り、撤去を命じた宇佐美を叱った。
    そして、激怒した宇佐美の嫌がらせにより、島耕作は仲のいい同期4人の中で一人だけ課長に昇進することができなかった。

    この3巻では、今まで派閥に属さず、ずっと一匹狼を通してきた島耕作の要因のひとつとなるエピソードが描かれている。
    これはこの話を読まなくても多分そうじゃないかな~?と個人的に思っていました。
    たった一人の人間との出会い、そしてその何気ない言葉がその後の人生を変えることってあるんだな~と思う話。
    自分に影響を与える人って、多分最初から自分の隠された主義みたいなのに考えとか生き方が似ている人なんだと思う。
    そうでなきゃ、ここまで影響は受けないでしょう~。

    今回は新しいキャラも登場。
    仕事が出来て美人の新入社員とプレイボーイの上司。
    新入社員の女性は先輩社員に最初から自分の言いたい事をはっきり言い、ちゃんと筋を通そうとする。
    必然的にそういうタイプは同じ女子社員に嫌われることとなり、孤立する事となるが本人は全く動じる様子はない。
    それで仕事が出来なきゃ、メッチャかっこ悪いけど、彼女は仕事が出来るし、その上理不尽な仕事でも文句を言わずにちゃんとやり遂げる。
    そんな彼女に恋をした男が一人・・・それは副社長の苫米地。
    単純に好きになり、分かりやすいアプローチを仕掛ける苫米地の姿に笑えた。

    別の話では、プレイボーイの上司の恋の後始末的なことを任される島耕作。
    ここでもおせっかいでお人よしな島耕作の人の良さがかいま見える。

    また、この巻では、当時話題になっていたVHSかベータかというビデオ開発の話も盛り込まれています。

  • そろそろ係長&社長編も終盤かな・・・。

著者プロフィール

1947年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業。松下電器産業に勤務の後、74年漫画家デビュー。
85年『人間交差点』(原作 矢島正雄)で第30回小学館漫画賞青年一般部門、91年『課長 島耕作』 で第15回講談社漫画賞一般部門、2000年『黄昏流星群』 で第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、03年同作で第32回日本漫画家協会賞大賞を受賞。07年には紫綬褒章を受章している。
主な作品はほかに、『ハロー張りネズミ』 『加治隆介の議』 など多数。現在は『社外取締役 島耕作』(「モーニング」)、『黄昏流星群』(「ビッグコミックオリジナル」)を連載中。

「2023年 『逢いたくて、島耕作(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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