- Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063524895
作品紹介・あらすじ
二十歳になって飲んだお酒は、ビールも日本酒もチューハイも、全然おいしくなかった。子供の頃はあんなに好きだったのに(!)。でも、モーニングで『夏子の酒』に出会い、「地酒」の探求を始めて、人生は変わりました。米の良質でキレの良い「甘み」を求めて。ニョーボと二人、地酒の森の放浪は続きます。今では仕事で飽和した脳ミソをほぐすツマミ作成も、欠かせない楽しみに。こんな「地酒バカ」の毎日は、こんな感じです。
感想・レビュー・書評
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昔、ある酒を飲んだ。
日本酒なのにフルーティでまるで白ワインのような味わい。
こんな酒があるんだ!
ただ、一言 美味い!!
酒を飲んで感動したのはあれが最初で最後。
でも、その酒の名を覚えていない。
唯一覚えているのは、純米大吟醸だったという事。
あれからあの酒もしくはそれに匹敵するだけの酒に出会っていない。
この作品を読むとあの純米大吟醸の事を思い出す。
地酒マニアの作者が毎回一本の地酒とそれに合う手作りのツマミを紹介する。
作中でも作者自身が、「桃屋の回し者」と言ってるくらい桃屋のめんつゆ、塩出しつゆ等を使いまくってるんだけど、肉・野菜の漬け汁なんかを作る時にめんつゆに同量の緑茶を入れるというのが気になった。
どんな味がするのか?
これは一度試してみたい。(因みに自分はめんつゆなら にんべん推し。)
ツマミで一番気になったのは肝醤油で食べるイカ刺し。
これは調理する人の腕よりも材料のイキの良さで出来が左右される料理。
朝の港で水揚げされたばかりのまだ生きているイカで作ったらたまらないんだろうなあ…
♪たまらん たまらん たまら〜んぜ〜 たまらんコケたら みなコ〜ケた(「傷だらけの天使」より)
酒は出てきたもの全てが気になった。が、自分それほど呑ちゃん兵衛ちゃん(「孤独のグルメ」より)じゃないので機会があれば利き酒程度に一口くらい飲めればいいかな(笑)
しかし地酒の解説、ツマミのレシピ、試飲・試食、感想がきっちり描かれていて、わずか6ページでありながらこれはかなり密度の濃い作品。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
展示会の途中、みなとみらい駅で購入。
独特の絵で、お酒が呑みたくなるマンガ。
奥様の話など知ってから読んだので、ほろっとしてしまう。
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内容紹介
二十歳になって飲んだお酒は、ビールも日本酒もチューハイも、全然おいしくなかった。子供の頃はあんなに好きだったのに(!)。でも、モーニングで『夏子の酒』に出会い、「地酒」の探求を始めて、人生は変わりました。米の良質でキレの良い「甘み」を求めて。ニョーボと二人、地酒の森の放浪は続きます。今では仕事で飽和した脳ミソをほぐすツマミ作成も、欠かせない楽しみに。こんな「地酒バカ」の毎日は、こんな感じです。 -
「ゲキウマ」な地酒の紹介もさることながら、毎回凝った料理をおつまみに作っているのがお見事。見習いたいものです。
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地酒原器という考え方は分からなくはないけど、あまり賛成できません。
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名古屋在住の作者が書いているため、よく知っているお店が出ていた。
地酒選びの参考になる上、つまみも非常に参考になる -
雑誌で一話を読んだとき、ここ数年お見かけしなかったけど久しぶりに見たなって感想を持った一方、不思議と印象に残るマンガでした。雑誌ではまさかの最終回でしたが、地酒紹介はライフワークとして今後も続けてほしいものです。
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知らない日本酒が多くてどれもこれも呑みたくなります。
が、それ以上に出てくるおつまみの美味しそうなことと言ったら!
「きのうなに食べた?」と同じくらいそそられるものばかりでした。
奥様、豪傑そうだなぁと思いながら読んでいたのですが他の方のレビューで亡くなられていたことを知ってとてもショックでした。
この漫画でしか知らない方なのに、なんだかとても寂しい気持ちになりました。 -
発売と時を同じくして、やんごとなき事情により連載が終わったわけですけど、改めて趣味・嗜好を極めるにはパートナーの理解が必要で、一人よリも二人、より道を深めることができるんだな、と思った次第です。
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奥様が亡くなっていたとはつゆほども感じませんでした。ご冥福をお祈りいたします。