累(3) (イブニングKC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 852
感想 : 27
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (194ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063545166

作品紹介・あらすじ

“他者の顔を奪う”事が出来る謎の口紅。その力と、圧倒的な美を持つ丹沢ニナの協力により、醜き少女・累は、まばゆいスポットライトの下に降り立つ。そしてそれは美しかった母も歩んだ女優の道だった――。女優として順調な道を歩む累。だがそれは、新たな崩壊をはらんでいた……。

感想・レビュー・書評

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  • 光が当たるところにいくんだ!これは自分の意思だ!と言っている累だけど、どんどん追い詰められている感がするなあ。
    まだ物語序盤だろうに、大丈夫なのかこの後。

  • 綺麗事だけではない人の見た目やそれが及ぼす影響
    妬み嫉妬、日常生活ではモラルとして言葉にできない部分を改めて考えさせられる作品。

    どんなかたちであれルッキズムは無くならないと感じさせられる。

  • 二目と見られない醜女の主人公・累の母親は今は亡き美しい大女優であり、それも原因で累は周囲からいじめられていた。
    累は母親の口紅を塗ってキスをした相手の顔を入れ替える不思議なアイテムを使い美少女に成り替わり、劇で役者を演じる。
    中盤から、眠り病という特殊体質のニナと顔を入れ替え、女優として生きていく。

  • ニナ、ヤンデレ化→自殺未遂→植物状態へ
    とっさに顔を入れ替え、植物状態なのは累と偽装
    芝居をうち家で植物状態のニナを置いておけることに
    そんな中、ニナの両親が登場
    母親が娘が別人だと気づくが、これもまた芝居によってうまく騙し通す

    サロメ役を演じきれるか

  • やはり母と娘の絆は強い。

  • 面白い。怒涛の展開。ニナとして生きると当然の流れなのかもしれないけど、過酷すぎる。ニナの両親も…。雨野申彦がこれから火種となりそうな予感。
    次巻も楽しみです。

  • 本物のニナが1ヶ月眠っている間に累はニナの顔でどんどん功績を残していく。烏合さん同じ顔なのに別人みたいだって察したんだ。すごい。目を覚ましたニナはどんどん自分の居場所がなくなっている事に気付いて追い込まれて自殺未遂をしてしまう。たまに出てくる累の母親の手が怖い。いざなって誰なんだろ。昔の同級生の関さん。関さんの好きな人の顔を使って彼女を傷つけて復讐をする累。顔変わると声色も変わるんだっけね。ニナは植物人間に。累はニナの顔でニナの両親をも騙す。でも母親だけが違和感を抱く。疑う母親をごまかすためにとった策がもう怖すぎ。たしかな違和感を感じているのに誰にも信じてもらえないお母さんがかわいそうだし、病気扱いされるとか怖いなーと思った。口紅使ってから幸せに向かうどころか追い詰められること多くて辛いな。人生順調になるはずの累でさえもがき苦しんでる感じがなんとも。

  • “他者の顔を奪う”事が出来る謎の口紅。
    その力と、圧倒的な美を持つ丹沢ニナの協力により、醜い少女・累はまばゆいスポットライトの下に降り立つ。それは美しかった母も歩んだ女優の道だった。
    女優として順調な道を歩む累。だがそれは、新たな崩壊をはらんでいた…。

    眠りから覚めた時、すでにそこに自分の居場所は無かった。そう悟ったニナが追いつめられ、ついに自殺を選んでしまったのが切なすぎる。ニナ自身は何だかんだすごく好感持てたから尚更辛い。
    一命は取り留めたけど…もうこうなると完全に道具扱いになっちゃったなぁ、最初は罪悪感を感じながらだったのに…。
    ニナのご両親、特にお母さんにとっては本当に悲しい展開。娘の真偽を見抜いていたのに誰にも理解してもらえないとは…。
    累もいよいよもって引き返せなくなってきたなぁ。

  • 本当に面白い作品です
    続きが気になります

  • 累が女優として活躍していく一方ニナの心はどんどん病んでいき自分とあなたを殺すと言って自殺を図るもニナは一命をとりとめる。 しかし植物人間となってしまった…累は罪悪感を覚えながらもニナの顔を利用し女優としてのスターダムを登っていくしかしになの母に入れ替わっていることを感付かれるがなんとかそれを非人道的な作戦で切り抜ける どんどんドロドロしてきたなと感じました。累も心の中では申し訳ないと思ってますがそれしか生きる道がないのだと言い聞かしているのがなんとも言えない

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著者プロフィール

イブニング新人賞ゆうきまさみ大賞及び宇仁田ゆみ大賞にて、共に優秀賞を受賞。2013年より同誌上にて連載を開始した『累―かさね―』が、テレビをはじめとする各メディアで絶賛され、今最も注目を集める若手漫画家としてその活躍を期待されている。本作『誘―いざな―』はこの『累―かさね―』の前日譚を小説として執筆したもので、松浦だるまの小説家としてのデビュー作となる。

「2014年 『誘』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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