オールラウンダー廻 (18) (イブニングKC)

遠藤浩輝

• 講談社 (2015年12月22日発売)

作品紹介・あらすじ

マキとアヤの女子決勝が決着。そして単行本１巻以来の廻とタカシの試合。幼なじみで当時は親友だった二人は別々の人生を歩み総合格闘技というリングの頂点で会いまみえる。全日本アマチュア修斗男子ライト級決勝戦。「人は一人では強くなれない」。圧倒的なリアリティと青春漫画の王道を描きいよいよ最高潮！

感想・レビュー・書評

[tsukasa26さんの感想 · 2019年3月5日]

横三角締め まさかアタシの人生に杏里の曲みたいなことが起こるとは… 誰よりも強くなりたかったんじゃないのか？ お前は一つの幹から枝分かれした分身だ…俺は特別になろうとしてお前は普通になろうとした…俺は強くなりたいと思いお前は幸せになりたいと思った 70,80歳になろうとも空手家は「あきらめる」事も「心が折れる」事も許されん…その為に「型」を学び続けなければならない「目の前の敵を叩き潰せば終わり」では無い 息をする様に淡々と攻撃を重ね淡々と「勝ち」を積み上げる事 全局面で制圧しろKO一本はあくまでその先にあるものだ ブラジリアンハイ⁉︎ 打投極が回り出したようやな 若者達の状況を鑑みるに時代はブルースが加速していてもおかしくないのです。しかし自分の感性の同時代性を疑うのも癪なので、「あいつらのブルースは成っちゃいねぇ」などと漫画家の癖に老害ミュージシャンみたいな事を独りごちたりしているのです

[こ げ つさんの感想 · 2016年6月11日]

よかったなぁマキちゃん，よかったなぁ。メグル瞬殺されるわけでもなく，すごい。

[あさひさんの感想 · 2016年5月6日]

廻 vs 喬、決勝戦です。『強くなる事』か『幸せになる事』か？ 自分の生き方を肯定し、次のステージに進むための戦い。覚悟を決めて試合に臨む喬と全力で楽しむためにリングへ上がる廻。
最終決戦なのに、ダラダラ試合を長引かせる感じはなく、かなりスピーディな試合展開です。もう少し待って、19巻と一緒に読めば良かったかも。

著者プロフィール

1970年、秋田県生まれ。大学在学中の1995年、『カラスと少女とヤクザ』がアフタヌーン四季賞秋のコンテストで入賞し、デビュー。1997年より同誌にてSF長編『EDEN』を初連載。以後、『オールラウンダー廻』『ソフトメタルヴァンパイア』を発表。2019年より月刊少年マガジンにて『愚者の星』を連載中。

「2022年 『愚者の星（8）』 で使われていた紹介文から引用しています。」