未来の二つの顔 (講談社漫画文庫)

  • 講談社 (2002年3月12日発売)
3.66
  • (13)
  • (23)
  • (24)
  • (4)
  • (1)
本棚登録 : 223
感想 : 20
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (576ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063601640

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 便利はそれに伴う危険もあるよってお話。

  • 2016.09―読了

  • 1979年J.P.ホーガンのSF小説の1993年の漫画化。先日読んだ星野之宣氏の「ブルーホール」「ブルー・ワールド」についで手にした星野作品、と思ったらとんでもない名作だったので通常漫画は対象外のこちらでも紹介することにした。2028年学習機能を備えたコンピュータにより事故が発生、人間のコントロールを超え始める。しかしそれは与えられた目的を遂行する際の制約条件として人間の持つ常識が欠如していることによるものと思われた。更なる進化を促進するのか人類への脅威として中断すべきか?人工知能に(物理的な)自己改造機能を持たせた、即ち生存本能を持たせたコンピュータによる実験が宇宙空間における擬似地球環境で始められる…。原作から35年経った今コンピュータの進化はこのストーリーと同じスピードでは進んでいないが古さを感じさせないのは普遍的なテーマを突き付けているからこそか。
    星野マンガスゲー。

  • 思考をもったコンピュータの反乱。
    ありがちなSFだけど、マニアックすぎて、ちょっとついて行けないところも(涙)

  • 原作は未読。結末異なるようですが、追いかけることはないでしょう。。

  • 原作未読。同作家「星を継ぐもの」漫画既読だったが、この作品は知らず。読友さんの影響で手に入れた。年代的には原作発表とあまり変わらない漫画「地球へ…」のマザーコンピュータに全てを委ねるようになってからのお話(話は全然違うけどマザーは暴走する)は、時代のせいなのかこの作品からインスパイされたものなのか・・・などと考えてしまった。初めから人間(生命)とは、こういったもので保護すべき存在であることを認識させることは難しいことなのだろうか?学習させるところで思ったのは教える人間によっても危うくなるのでは?同じ結果になっただろうかという恐怖。しかしこの原作&作画のタッグは本当に最強ですね。

  • ちょっと影差しつつ、開かれている終わり方が素敵。とりあえず僕にとってはハッピーエンドだな。

  • 生存本能を与えられたコンピューターは、徐々に世界を認知し、人間を排除すべく合理的に判断していく…。

    と言った設定でどうなるの!?と飽きさせないのはさすがにホーガン。

    最後に提示される対立構造の根本的な原因についての一言は、
    宗教対立から個人的な憎悪に到るまでの普遍的な対立の意味を誰しもに叩きつける。

  • 漫画は19年前、原作は32年も前だけど面白い。

    ところで、SFではマザー・コンピュータの類いがよく登場するけど、これは現時点ではまだカケラもないような気がする。

  • なんかとても読みにくかった。SF的な構造物とかのイメージが湧きづらい気がする。映像で見たらおもしろいと思う。

全20件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1975年、「はるかなる朝」で手塚賞入選。週刊少年ジャンプで「ブルーシティー」連載デビュー。代表作は「妖女伝説」「2001夜物語」「ヤマタイカ」。スケールの大きなハードSFから古代史まで、幅広いジャンルで活躍している。1992年、星雲賞コミック部門、2008年文化庁メディア芸術祭・マンガ部門優秀賞等、受賞歴多数。

「2019年 『MILKY WAY』 で使われていた紹介文から引用しています。」

星野之宣の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ジェイムズ・P・...
グレッグ・イーガ...
ジェイムズ・P ...
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×