サイコドクター (1) (講談社漫画文庫)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 12
  • Amazon.co.jp ・本 (365ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063603682

感想・レビュー・書評

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  • こんな社会に生きている私達ですので、悩みは避けられないのですが、もし自分では抱えきれないほどの苦悩を抱えたり、大切な方が大きな悩みに打ちのめされそうになっていたら、一体どうすれば良いのでしょうか???

    心優しい皆さんはそんな方を何とか救ってあげたいと必死になられるでしょう。

    しかし複雑な感情を持っている人間の事、他人は勿論、お互いに信頼しあっている人であっても悩みを十分に理解し、苦しみを共有する事は難しいかもしれません。

    そんな皆さんの悩みを解決してくれるかもしれないのが複雑な人の心理を題材にした本作品、”サイコ・ドクター”です。

    実はこうした心の悩みに関する専門書やノウハウ本は巷に氾濫していて、今回のテーマである心の悩みを題材にしようと学生時代の心理学の教科書や専門書、営業の参考書などを読み返してみましたが、どれも専門的過ぎて、誰でも一覧で理解できる作品では無かった為、一時は断念しかけました。

    しかし本作品を読み返した処、核心を突いた内容で誰でも容易に理解できる事から今回のレビューとなりました。

    この作品は漫画ながらもテーマは多岐に渡り、各症例を分かりやすく解説してくれているのが特徴となっています。

    <”サイコドクター”全五冊>
    原作:亜樹直、作画:的場健
    ・高層恐怖症
    ・シャドウ(多重人格症)
    ・コンプレックス
    ・洗脳
    ・妄想癖
    ・性障害
    ・過食症
    ・心的外傷
    ・解離性遁走(記憶喪失)
    ・自己喪失+子供依存症
    ・催眠術
    ・多重人格障害
    ・アディクトホッピング
    ・父親コンプレックス
    ・自殺願望
    ・心因性失明症
    ・醜形恐怖症+強迫神経症

    <”サイコドクター偕恭介”全三冊>
    原作:亜樹直、作画:オキモトシュウ
    ・ヒステリー球
    ・相貌喪失症
    ・ドッペルゲンガー
    ・睡眠恐怖症(不眠症)
    ・自殺願望症
    ・引きこもり
    ・ミュンハウゼン症候群
    ・パニック障害
    ・母親コンプレックス+自傷症候群

    本書は結論を明示しているので読後は爽やかな気分になりますが、内容は重く、専門用語も沢山出てきますので中学生以下のお子様には厳しいかもしれません。

    ここで私見を・・・、
    本書は応用心理学に分類される医者が学ぶ臨床心理学で構成された心の病を焦点にした作品です。
    それを題材にしてますので本書を読んだ方の中には自分の事を不安に思った方もいらっしゃるかもしれません。

    そんな人とは感情の生き物であり、気持ちの浮き沈みは誰にでもあるごく一般的なことです。
    TV版エヴァの碇シンジ君のように自己強迫観念を排除し、”自分はこのままで良いんだ”と自分で自分を許す事でほとんどの不安は解消できるかもしれません・・・よ???
    (医者でも専門家でもありませんので効果は曖昧に・・・)

    それと本作は2002年竹野内豊さん主演のTVドラマがありました!!
    【Youtube 平井堅 ”RING”】
    http://www.youtube.com/watch?v=-oW8hL6pNBQ
    (LIVE映像)

    【Youtube 倖田來未PV ”m・a・z・e” 】
    http://www.youtube.com/watch?v=NcYJJPpUzqw
    (挿入歌です。)

    ところで一般的に言われる心理学とは基礎心理学であり、社会で生きている人間の心理等を考察する大変面白い学問です。

    例えば、何故人は行列に興味が沸くのか、好きな人から美味しいといわれて口にした物が美味しく感じられるのは何故か、同じ物でも有名であれば高価でも売れるのは何故か、好きな人の笑顔を見ていると心が満たされるのは何故か、そういった形に表すことが出来ない人の心理を観察、調査、分析し人間の心理を科学的に考察する学問なので、興味があれば一度学んでみるのも面白いかもしれません。

    また社会人の方、特に営業関係の方にはこういった題材を扱った本書や専門書を読むことを強くお薦めします。
    そうすれば相手の思惑を感じ、上手に立ち回れるようになるかもしれませんよ???
    (いくら勉強しても空気が読めない私が言っても説得力はないでしょうけど・・・)

    間接部門(特に営業職)にある者は心理学を学ぶべきだと思う・・・むうでした!!

  • 面白い。というか興味深い。
    人の心の不思議。表面的には全く見えない心の叫びが記憶の奥底にある。何がきっかけになるかも分からない。
    仕事以外ではヘタレな楷が、依頼者と接する時に頼もしい、ギャップがいい。
    亜樹氏のロールシャッハテスト体験記も面白かった。

  • 1巻~5巻


    先にTVドラマを見てから原作をよみました。
    原作の方が面白かったです。
    TVでは精神科医の設定でしたが、現実はあんな風に患者に関わる医師はいません。
    そこがかえって空々しい感じがしていました。
    原作の心理学者という設定なら、アリかな?と思います。
    原作には「これはTVでは、やれないだろうな」という過激な症例もいろいろあって、面白いです。

  • 面白い

  • 一見ヘタレな心理カウンセラー・楷恭介先生が悩めるクライアントたちの治療をしていくお話です。1巻は高所恐怖症とゾンビの夢に悩むOLさんのエピソード。解決の鍵は彼女の過去に…。。
    心理カウンセリングでここまでやったら越権行為?で訴えられるのでは…と思うぐらいお仕事のときはヘタレ返上な楷先生。カッコイイです。さすが漫画!でもこういうマンガみたいなことがまかりとおる世界があながちうそでもないのが心理学の世界なのでやってられません。それが面白いっていう人もいるんだろうけど。人の心ってミラクルです。全くの他人が人の心を治せるようになればこんなにいいことはないですよねー。


  • ひょんなことから巡り会った本。
    青年誌の漫画としては初めて読んだかもしれません。
    心理カウンセラー楷恭介が患者さん一人一人の心に、全力で、真摯に向き合っていく。展開が漫画なところもあるけど、きちんと現代人の心の闇を描いていると思います。

  • 身近で起きそうな事件だから面白いんだろうなぁ〜

  • はいフィクションフィクション
    リアルに似た人います

  • 街の小さな事務所のカウンセラー楷の元へ訪れる相談者の心理的な問題を色々な方法で解決していく物語。
    だいたい1話完結。
    大人向け描写もあり。

  • 全4巻

    サイコドクター偕全4巻 (オキモト・シュウ)

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著者プロフィール

漫画原作者。「モーニング」誌上にて『サイコドクター』『サイコドクター・楷恭介』『神の雫』『怪盗ルヴァン』執筆後、2015年より『マリアージュ ~神の雫 最終章~』連載開始。
2008年、グルマン世界料理本大賞の最高位「Hall of Fame」を日本人として初めて受賞。2010年、フランス農事功労賞シュヴァリエ受勲。そのほか受賞多数。
2016年のG7伊勢志摩サミットでは各国首脳に提供されたワイン選定にも関わる。
2019年、『神の雫』の教養として、アートとしての価値が高く認められフランス芸術文化勲章受勲。

「2020年 『マリアージュ~神の雫 最終章~(26)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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