フレドリック・ブラウンは二度死ぬ (講談社漫画文庫 さ 7-1)

著者 :
  • 講談社 (2002年12月1日発売)
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (222ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063604320

感想・レビュー・書評

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  • ブラウンの短編を三人のマンガ家がコミカライズしたもの。
    カフェボッサで他の人の本棚覗いているうちに存在を知る。
    ブラウン評価のぶれってのは、今後もしばらく続くのかなぁ。
    とんがった人は「こんなのもう面白くないよ」と決め付けるだろうし、
    一方では「SFのエッセンスはここにあるんだ!」と主張する人もいるんだろうな。

    ところで本書の企画は、橋本氏が「スポンサーからひとこと」をマンガ化するように夢でビリケンさんに告げられたことがきっかけだったようだが、実際にはこれは収録されてない。
    実務を進める過程でいろいろあったのだろうけれど、もったいないね。

    SFオンリーのマンガアンソロジーにするなら「血」「プラセット」と「ミミズ天使」を残して、「スポンサーからひとこと」「闘技場」「電獣ヴァヴェリ」「未来世界から来た男」を、わたしなら選ぶかなぁ。
    入門編としてもよいつくりなので、もう少し人目に触れるところに出しておいて欲しいものだ。

    原著の朝日ソノラマ版刊行時には、もうブラウンは亡くなっていたのだけれど、
    こういう本が日本で刊行されたとを知らせてあげることが出来たら喜んだんじゃないかなぁ。

  • すんげぇぇぇ、懐かしい作品群。
    大昔、ねーちゃんの買っていた雑誌「デュオ」かなんかで、載っていた作品。

  • 2006/02/11

  • 古い映画のような波津彬子さんの絵と、古典SFの内容ががマッチして、独特の雰囲気を出していた。特に”黒猫の謎”がお気に入り。

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著者プロフィール

大阪府高槻市出身、石川県金沢市在住。1975年、『花とゆめ』掲載の「再婚狂騒曲」でデビュー。以来、白泉社、小学館など幅広い雑誌で活躍。英国を舞台にした作品のほか、さまざまなファンタジーや日本の怪談・説話を素地にした作品も多い。『闇夜の本』『バジル氏の優雅な生活』『マーガレットとご主人の底抜け珍道中』『水の森奇譚』『芋の葉に聞いた咄』『磯の貝に聴いた咄』『堤中納言物語』『伊平次とわらわ』など多数。

「2008年 『王朝貴族のおまじない』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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