金田一少年の事件簿File(7) (講談社漫画文庫)

  • 講談社 (2004年10月8日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (272ページ) / ISBN・EAN: 9784063608090

作品紹介・あらすじ

聖夜を染める殺人劇・異人館ホテル殺人事件函館で行われる推理イベントに脅迫状が届いた。担当刑事・俵田の頼みで、一はイベントに同行。だがその推理劇の途中、一の目の前で本物の殺人が発生してしまう!

AIがまとめたこの本の要点

プレミアム

みんなの感想まとめ

聖夜の函館を舞台にした推理イベントで、脅迫状が届くという緊迫した状況から物語が始まります。金田一は、担当刑事の頼みで異人館ホテルに向かい、殺人劇が上演される中で本物の殺人事件が発生。脅迫状の送り主であ...

感想・レビュー・書評

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  • 姉妹愛、犯人の境遇、すれ違う思いが美しくも哀しく描き出されていた。
    犯人である姉・蓮子の人生は正に筆舌に尽くしがたい。幼少期に両親を事故で失い、唯一の家族となった妹・花江とも生き別れ、引き取り先で屈辱的な扱いを受けたかと思えば、やくざな男に麻薬漬けにされ、挙句に逃避するために殺人犯に成り果て、遂には妹も信じられなくなる。それでも、「不破鳴美」としてやり直そうと希望を持てたのは、この世には何かしらの希望があることを知っていたからではないだろうか。即ち、分厚い暗黒の少女時代の前にあった、両親と妹との暮らし、特に妹と抱いた夢。こういった希望があることを知っているからこそ、この世を捨てずにやり直すことを選べたのだと思う。
    そこからの蓮子の執念と努力は想像を絶するものであっただろう。しかし、そうしてつかんだ地位も成果も全て、花江と邂逅したことで瓦解する。かくして希望を失った蓮子は再び殺人に手を染める。
    それでも、最も哀しく残酷だったのはその真実だ。蓮子は、花江が自分の人生を何もかも壊そうとしていると思い込む、自分が生きる支えとしていた「夢」さえも。ところが、真実はまるで違う。生きる支えと言いながらも「子供っぽいバカげた夢」と吐き捨てた蓮子に対し、花江は、蓮子が殺人犯として消息を絶った後も夢を持ち続け、人知れず本気で夢を叶えることに人生を捧げた。実は花江は、蓮子以上に夢に対して真摯であったのだ。結局のところ、夢を壊してしまったのは、それを生きる支えにしていながら花江を信じられなかった蓮子に他ならなかったのだ。蓮子が味わった悲劇の中でも最も痛ましい、残酷な悲劇に違いない。

  • 【異人館ホテル殺人事件】収録。
    万代に毒入りワインを飲ませるトリックは感心しました。
    密室トリックは良い発想だと思いますが、カードキーのシステムは訳が解らないのでプラマイゼロといったところでしょうか(笑)
    他にも腑に落ちない点が沢山ありました。犯人が執拗に麻薬ルートを追う理由が弱い気がしました。麻薬というよりも付き合った男が悪いと思うのは私だけでしょうか?
    赤髭のサンタクロースが俵田刑事の張り込み先に電話しましたが、この設定は戴けない気がしました。俵田刑事の行動を把握している人物は一人ぐらいしか見当たらないので…。
    最後に、万代や虹川以外の劇団員も麻薬を使用していたことが判明しましすが、辺見や花蓮も吸っていたのでしょうか?個人的に好きなキャラなのでとても気になりました。

  • 4063608093 264p 2004・10・8 1刷

  • 犯人が今の地位に至るまでが一番のミステリー。
    意外性もあり面白いですが。

  • 「真っ赤な部屋」、そこで起こるはずのない事件、そして麻薬。金田一の仲良しでさえ、真相を知ってしまったばかりに事件に巻き込まれるという理不尽さは感じたが、トリックもわかりやすくてよかったかな。

  • これってテレビで実写版やったよね??実は佐木が死んでしまうストーリーはマンガでは読んだことなかったので中古店にて購入して参りました。読んでいて、テレビでやった時のことがわっほわっほと思い起こされてきた。トリック自体は割と分かる簡単な方だったと思うけれど、動機とか犯人とかその過程とかが凄い。佐木が死んでしまったのは多分知らなかったら相当衝撃を受けていたと思う。一ちゃんがあんだけ落ち込むのも切なくなりました。今度は佐木二号が出てくる話を読みたいです(笑)

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著者プロフィール

1991年、『カーリ!』で第46回週刊少年マガジン新人漫画賞入選。1992年より週刊少年マガジンにて、『金田一少年の事件簿』を連載、大ヒットとなる。ミステリー漫画ブームを巻き起こした本作品は、第19回講談社漫画賞を受賞。その他の作品に『探偵学園Q』『金田一37歳の事件簿』などがある。

「2022年 『小説 金田一少年の事件簿 学園七不思議殺人事件』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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