完全版水木しげる伝(上) (講談社漫画文庫)

著者 :
  • 講談社コミッククリエイト
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感想 : 28
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  • Amazon.co.jp ・本 (492ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063608366

作品紹介・あらすじ

巨人・水木しげるが描く完全版自伝コミック、ついに待望の文庫化!!多感な少年時代から、軍隊生活までを赤裸々に綴った戦前編。

感想・レビュー・書評

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  • 「僕の一生はゲゲゲの楽園だ」の文庫化。
    (上)戦前編
    水木しげる写真館1歳から18歳、大変愛らしい。巻末には対談「幸福論1」
    装丁裏側に「毎日がつまらんと思う人は、この本を読むといいですよ。きっとフハッと驚いて、生きる意欲が湧いてきます。」という文に自著サインが添えられてます。いやほんとに、今まで水木先生の作品を読んでいるので驚きはしませんが、何度読んでもフハッとなりますし、生きる意欲も湧きますんです。生後1年目、関東大震災、のんのんばあエピソードからガスパンまで、あちこちで出てくるエピソードがきっちりした時間軸で纏まっていて良い。生きる事は大変だけど、ややこしことではないと、シンプルに考えられる1冊。

  • 「ボクの一生はゲゲゲの楽園だ」改題。
    上巻は戦前編。少年期から赤紙が来て南方へ行くあたりまで。

    自伝漫画何度目か。見覚えのある場面も多い。
    しかしまあ、土手でネコ安と菓子を食いつつ少年期の終りを思う場面よ。

  • 周りから言われるままに行動しているようで、自分のペースで行動している。僕も1日9〜10時間くらい寝たいな..笑

  • 境港、調布と偶然水木しげるのゆかりの地を回ったあとに読んだ為、点が線になり大変面白かった。色々な名言を残されているが、才能があるとはいえ漫画家として開花して本当にラッキーな人物だと思う。

  • あらゆる記憶が時代の空気を携え読み手に迫る。これぞ戦前~戦中の醍醐味って感じですね。それに、当の本人が驚くほど学校に興味なく、仕事も続かない……これが現代だと、ひきこもりや自殺にもつながりかねないでしょう。これについては経済が豊かになったことを上げる人もいて、確かにその一面はあるにしても、全てではないことを本書が示してる気がしますね。そんな観点からも興味深い戦前編。(中)だけ手元にないもんでして。

  • いやー、誰か人物が走る絵は何度見ても面白い。

  • 読了。

  • 戦前から戦後へ。まさに自伝。天才って変ってる、でも素敵。
    戦時中が、今まで読んできたどの漫画よりもリアルな気がしました。

  • 2

  • 水木しげるの自伝漫画。ご両親のこと〜誕生〜南方出征直後まで収録。

    いかに御大が風変わりな子供だったかがわかり、面白い。就職後の様子は、いまだからこそ笑い話でしょうが、さぞや周囲は心配しただろうなと思う。

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著者プロフィール

1922年(大正11年)生まれ、鳥取県境港市で育つ。太平洋戦争時、ラバウル戦線で左腕を失う。復員後、紙芝居画家を経て貸本漫画を描き始め、1957年『ロケットマン』でデビュー。以後、戦記もの、妖怪ものなど数多くの作品を発表。1965年『テレビくん』で第6回講談社児童漫画賞を受賞。1989年『昭和史』で第13回講談社漫画賞を受賞。1991年紫綬褒章受章、2003年旭日小綬章受章。主な作品に『ゲゲゲの鬼太郎』『河童の三平』『悪魔くん』『総員玉砕せよ!』『のんのんばあとオレ』など。2015年11月死去。

「2022年 『水木しげるの大人の塗り絵 あの世紀行』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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