- Amazon.co.jp ・本 (500ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063608373
作品紹介・あらすじ
片腕を切断!!地獄の太平洋戦争激闘編!!召集令状を受け、ついに出兵することになった茂は、生来ののんびり屋が災いし、戦地で想像を絶する苛酷な軍隊生活を強いられる。戦況危い中、茂の運命やいかに
感想・レビュー・書評
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中巻は戦中編。「総員玉砕せよ!」的描写、トペトロたち、敗戦、帰還して神戸で魚屋や下宿水木荘や紙芝居や、そして上京して貸本漫画へと……というあたり。
高橋弘希「指の骨」や大岡昇平やらを、やはり連想。
そして戦後の生活……哄笑はきっと戦争後遺症なんだろうな。
思うこと多し。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
写真館中学3年、ビンタをくらっていた頃、復員後、マンガを書きはじめた頃まで。巻末には対談「幸福論2」
装丁裏側「今の人は簡単なことで、やる気をなくしたり、あきらめたりする。水木サンを見習って、好きなことを一生懸命に続けていけば、モノになるハズです。アーメン。」
南方戦線の事を書いた作品はどれも非常にズシンときます。そして復員後の様子も読むだけで人生の糧となる、、ハズ。 -
水木先生、なんでこんな戦場でもフハッとしてられるのか。
やはり只者ではない。
戦争はこんなに人を不幸にしてたのかと思い知らされる。 -
太平洋戦争に出兵し、ラバウルから最前線のバイエンで幾度も半死半生の状態に追い込まれながらも終戦まで生き延びた戦記が印象的だった。凄惨な戦場の様子と抑圧に満ちた軍隊生活のなか、決死隊として夜間の見張りをするはずが、うっかりオウムに見とれて敵から機銃掃射をされたり、軍隊のキャンプを抜け出し原住民の村に通っていたのが見つかって怒られたり(でもやめなかったり)、水木さんの人間性にほのぼのとした温かさを感じました。
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戦争中のもろもろ、もちろん水木色になって面白おかしくにはなっているのだけど、ちょっと読むのがつらかったりするな。
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自伝漫画の第2巻。南方の悲惨な戦争体験が中心で、結婚寸前まで。
よくこんな状況下で生きて帰れたと思います。戦争の悲惨な体験を語り継ぐ意義は深いです。 -
水木しげる氏の半生が、自伝的に描かれている。
平和だった昭和の時代、そして第2次世界大戦、終戦、敗戦後の日本と、激動の時代がありありと描き出されている。
忘れてはならない大切なこと、ここには生きた昭和史が詰め込まれている。 -
戦争は恐ろしい。次々に人が死んでいくのはものすごく恐ろしい。
ところで、妖怪ってほんとにいるのかなあ。 -
兵隊はとにかく殴られる。
お国のために殴られる。
しかもたくさんしぬ。