彼岸島(13) (ヤンマガKCスペシャル)

著者 : 松本光司

• 講談社 (2005年12月6日発売)

作品紹介・あらすじ

鮮血のサスペンスホラー！！
人をさらい、生き血を吸う村人が住む島。そこから生きて還ってきた者は誰もいない───。
明の兄も２年前に連れ去られ、現在その島で一人、身を隠し生活している。そして明本人にもついに魔の手が忍び寄る。
謎の美女が現れ、悪魔の物語が始まった───。


そこは我々吸血鬼も恐れて近づかん禁断の場所だ不死の雅を倒すため旧帝国陸軍が開発した501ワクチン。明は、その秘薬に一縷の望みを託し魑魅魍魎蠢く研究所跡へと向かう。さあ……臆することなく闇への扉を開け！

感想・レビュー・書評

[myomyaさんの感想 · 2023年12月22日]

漫画喫茶で読みました。

研究所跡へ乗り込むための特訓から、
冷がひとりで向かおうとして谷へ転落、
明に助けられ小屋へ、
篤との馴れ初めや人間の調達係になった経緯、
小屋が襲われケンちゃんたちが救いに来て、
そのまま研究所跡へ、
大量の吸血鬼と遭遇、
目だらけの邪鬼と遭遇、
ユキを庇って明が大怪我、
逃げるために穴に落ちた先で五十嵐一郎と遭遇するまで。

なんで冷が単独で研究所跡へ向かったことに気が付いたのが加藤なんだ。
いや、コイツは意外としっかりしたところがある男ではあるけど、荷物がないとか、パンツでも漁ってたんじゃないの？
せめてユキが気が付くべきシーンじゃなかろうか？

何故か陰毛に注目するシーンが、頻繁にというほどではないけど、そこそこ描かれる漫画。
陰毛の見せ方が独特で、なんというか趣がある（その角度から見せるか～って感じ）。
こんな状況なのだから腋もボーボーなのでは。
あと、流石に状況的に「いい匂い」はムリがあるのでは。
女の子は遺伝子の匂いを嗅ぎ分けると言われているけど、男にそういう能力があるって話は聞かないし、もしかして明って臭いフェチ（クサイ方面の）なのだろうか？

九九覚えるのが早かったってのは、どういう意味だろう？
篤と明は学年が違うだろうから、時間軸的に明の方が覚えるのが早かったのだとすれば、それは逆に篤さんがバカだったのでは・・・。
ていうか、壁に家族写真を飾ってたのに、写真をくれと言われて免許証しかないってどういうこと？
冷の言ってる「こんな事になってしまったんだろう」は篤の責任なんだけどな。
真実を知った上で惚れてるのかな？

人間の血液が足りないから本土へ調達に向かわせているのに裏切者の身内を処刑するとか、ホントやってることがオカシイ。
まずはモブ吸血鬼の規律を見直しなよ。
血が足りなくなるのはコイツらがアホだからでしょ。
師匠、ちょっと酷すぎない？
研究所跡にも付いて行かないみたいだし、何を考えているのやら。

雅と師匠は面識がありそうだったけど、冷が師匠の娘だってことは知らないんだろうか？
あと、母親と妹が残ってるハズなんだけど、どうなってるんだろう？
冷が裏切ったことは分かってるだろうし、邪鬼として出てきそうな気がしないでもない。

あの小屋に吸血鬼が襲ってきた理由は不明だけど、追われたついでに研究所跡に向かおう！は幾らなんでも行き当たりばったりすぎない？
目的地がバレてしまう（雅なら目的も予想が付きそう）し、建物内なんてどう考えても追い詰められる未来しか見えない。
あと、雪は緩むどころか完全にないじゃん。

炭鉱から研究所跡に繋がってたのか。
流石に研究所の入り口は雪で埋まらないか。
とはいえ完全に『バイオハザード』の面白館っぽい造りだなぁ。

白骨化してるのに血を吸われたあとが分かるのか？

ユキと二人分の体重を片手で放り上げるって、明の腕力と瞬発力どうなってんの？
ていうか一段下がって落下の危険がなくなったのなら、ユキはつかまっていないほうが邪魔にならないのでは。
地底湖って吸血鬼も落ちてるんじゃないのかな？
そんな水に、あんなに深手を負った明が落ちても大丈夫なの？
邪鬼がいた湖だよ？
それでなくても、あんな場所の水なんて感染症がヤバそうなのに。

たしかこの辺りの話（５０１ワクチンを探しに行く話）って実写ドラマがあったような気がする。
『仮面ライダー ウィザード』の主人公が明を演じてたハズ。
『仮面ライダー ジオウ』のウィザード回のときには出てくれなかったみたいだけど、やっぱ忙しくなるとライダー（特撮番組の役者）なんてやってられんくなるのかな？って思って少し悲しくなった。

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青山 楓：
冷の妹（上か下かは不明）。
冷が裏切って島外の人間に助けを求めたため見せしめに処刑される。
冷に対する見せしめなのに何故か冷が寝てる間に処刑されるという意味不明な状況で殺される。
椅子に座らせれば良いのに、単に殺すだけという無駄使い。
何のために島外へ人間の調達に行かせてるんだ。
これで人間の血が足りないと言っているのだからマジで救えない。

目がたくさんある邪鬼：
研究所跡に続く炭鉱で腐敗した吸血鬼たちに崇められている大型の邪鬼。
全身に目がある。
下層の地底湖から上がってきたみたいだけど、ファーストコンタクト時は濡れてるようには見えない。
でも何故か回想シーンでは濡れている。

炭鉱の吸血鬼：
血が吸える環境じゃないのに邪鬼にも亡者にもなっていない吸血鬼。
身体が腐っていてクサい。

五十嵐 一郎：
吸血鬼になった五十嵐一郎中佐。

[ijklmnさんの感想 · 2021年3月17日]

未感想

[青きうりさんの感想 · 2015年11月14日]

あのシチュエーションでおっきせん自信ないわ。
明、立派。

[はちのさんの感想 · 2014年7月15日]

盛り上がってきましたね。そろそろ明の身体能力が人間を超えてきましたね

[aktioさんの感想 · 2011年6月1日]

明を呼んだ理由と研究所突入の話。最後のヒキが気になる所。研究所で初回吸血鬼登場までがホラーテイストでベタで好きだ。

著者プロフィール

1974年6月4日生まれ。デビュー作は第39回ちばてつや賞＜ヤング部門＞大賞を受賞した『彼女は笑う』。代表作に『サオリ』、『クーデタークラブ』などがある。

「2015年 『彼岸島　48日後…（2）』 で使われていた紹介文から引用しています。」