ヒメアノ~ル(6)<完> (ヤンマガKCスペシャル)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063618815

感想・レビュー・書評

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  • 変態はつらいよ

  • たやすいなボタンの掛け違い。踏み外してしまった人間の生きざまがここまで心に迫るのは、やはり人間だからでしょう。

  • すぐとなりにある恐怖というのはゾクゾクするほどつたわります。安藤さん側の平凡な日常と対比することでその明暗はくっきりします。わにとかげぎすと似てるとはおもいますが、前作より進化してますね。ただわにとかげぎすの主人公が破壊力あるキャラクターなのでそちらの印象がつよいです。やたらと都合よく好きになってくれる女の子たちってのは必ずですが、作者の趣味なんでしょうかね?みんなスゴくかわいくて素敵で腹立つほど羨ましいんですが…。また、いつもでてくる異常なリアリティのヤ○ザ ですが今回はパスして、異常なリアリティの刑事さん達が今回の名脇役だと思ってますが…。

  • 25。なんやかんや後引かれる。人と違う人間からみた世界の凝り固まったルールという監獄で苦しんでいる地獄みたいなみたいなー。ラストは好き。作者どんなやつ?

  • ワンパターンっちゃワンパターンなんだけど好きだな~。

  • 面白かった。けど物足りないなぁ。
    最終巻は森田が主役。彼の狂気の原点。古谷氏の力の入れ具合が分かるような。でもやっぱり森田には共感できない。どこかで違う道を選べたはずなのに。きっともう目の前の道しか見えなくなっていたんだろう。
    最初の岡田くんは森田とは対象的で、石橋を叩いて渡るタイプだったのに何時の間にか成長したね。

  • これは宮崎勤の心境を描いた物語なのかしらと思った。

  • ラストがすごい。
    多分作者はあのラストのためにこの漫画描いたんじゃないかというくらい。
    一コマに2ページ使って。

  • ヒメアノール完結。
    30過ぎの童貞、普通っぽい青年、そしてかなりの馬鹿。
    常識という柵のウチとソトにいる人が本音の部分でぶつかる濃い人間ドラマです。

    古谷実の過去作で描きたかった事を、今作を通して描き切ったと思います。
    特に、物語最後の独白はギャグ漫画で脚光を浴びた古谷実の叫びだと感じました。

  • (若干ネタバレ気味なので嫌な人は読まないで)

    夜中に眠気を押し込めながら勢いで読んだので、再読したいのは置いといて。
    私は面白かったと思います。ラスト、批判が多いみたいですけど。
    常軌を逸した凶悪殺人犯・森田の恐ろしいまでに冷静な
    殺人への衝動、狂気が描かれてきたわけですが、
    あのラスト近く、自分の狂気を自覚した瞬間に泣き崩れる回想シーン。
    あそこにとてつもなく森田の人間らしさを感じました。
    森田も単なる殺人マシーンなのではなく、
    自分の狂気に怯え、苦しむ、人間だったのだな、と。
    古谷実はやっぱり天才。というのは、迷いなく言えるなー。

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