- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784063646696
感想・レビュー・書評
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連動全サ冊子
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回送先:八王子市立中央図書館
2006年段階においてまとめられた垣野内成美のイラスト集。垣野内の原画展において決まった「垣野内が描き下ろしたイラストをベースに田中が小説を書く」読みきりがあるが当然の事ながら「不続(つづかずと読む)」となっている。
評者は確かにこのシリーズは好きな部類に入るのだが、なぜすきなのかという理由を聞かれたとしたら、どう答えたらいいものか苦慮してきた。というのも、垣野内の艶美なイラストに入れ込んでいたわけでもなく(ゆえに2008年のアニメ化を後から知ったくらいである)、かといって田中のアナーキーな表現には「アナーキーな表現を織り込んで誰かに認めてもらいたかったのね」とヨコシマな感情すら抱いていたからでもある。
しかし本書を眺めて気がついた。評者が好きな理由、それは中間であることの哀愁が屈折したものに反転しないことの潔さだったのだ、と。そうだとするなら、垣野内のイラストはその潔さを洗練する作用があったのだと理解できる(例えば『黒蜘蛛島』にはバンクーバー日本総領事に対する「オシオキ」が登場するのだが、それをわざわざイラストで見たいなどという覗き見根性は評者には共有できない悪趣味である)。
そして件の「書き下ろし」もまたその哀愁に彩られているのである、合掌。 -
12月23日読了(?)。お涼さまのイラスト集。垣野内成美さんと言えば『吸血姫美夕』の印象が強かったんだけど、お涼さまのシリーズのおかげでちょっとイメージが変わりました。イラスト集でまとめて見ると、やっぱり絵が綺麗だなあ〜としみじみ。色使いが好き。田中先生のパラレル短編が読めたのも嬉しかった。
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おまけSSにつられました。
多分編集者の思惑通り。
いいの! -
『霧の訪問者』とコミックスの三冊合同キャンペーン目当てで買ったのですが。
買って正解でした!
ノベルズで使用されているカラーが大きく載っているし、描き下ろしもあるし。
しかもあんなシーン!
あー、ドキドキです。
その描き下ろしに田中先生が小説を書いて下さっているし!
もうもう眼福ものでした。
全員サービス、是非応募します!
著者プロフィール
垣野内成美の作品





