10年メシが食える漫画家入門 悪魔の脚本 魔法のデッサン (アフタヌーン新書 9)
- 講談社 (2009年7月9日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063647785
作品紹介・あらすじ
漫画の作り方は、ナンパ術と同じ!?『交通事故鑑定人環倫一郎』などのヒット作の作者であり、常に最前線で連載を続けてきた樹崎聖が、漫画の作り方の秘密を解き明かす。物語が面白くなる構成とはどんなものか?魅力的な主人公には何が必要か?ヒットするタイトルの付け方は?カッコいい絵を描くための正確なデッサン方法とは?すべての漫画ファンと漫画家におくる、超実践的な漫画の描き方指南。
感想・レビュー・書評
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1000円札でで200円ちかくお釣が来る格安漫画入門本・・・ということで内容がうすいかと思ったが
全部理解して実践してゆくとなるとそうとうディープだ。
パース部分だけでも値段分以上はある。
ハイレベルな技術がとても解りやすく説明されている。
それに加え現役プロ漫画家ならではのネタとして
タイトルロゴのレタリングはどこまで自分でやってしまっていいのかだとか
編集者がどう新人漫画家を判断するのかのポイントがあげられてたりで
役に立つ裏話もなかなかのもの。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
安くて面白い、というよりためになりました。
特にパースは目から鱗でした。
片手で持てるので読みながら実践できます。 -
漫画が好きな人に、どうぞおすすめです★
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パース理論が素晴らしい。
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パース理論は目から鱗。透視図法のパースの点をどこに取るのかを
はじめて具体的に示した本らしい。 -
漫画を描く人がどのようなことを考えて絵を描いているかを、描かない人のために文章で説明している本です。
描き方がなかったりさらっと1ページで流されたりするので、解った気にはなるけれど、描く方法の解説書ではないと思います。
ガイドの猫の絵はよく動いて綺麗なのに、本文中の作例の女の子などはとてもぎこちない絵です。
球を考慮した作図の方法については、作者が初めて考案したかのような説明がありますが、
「パース!」などの本を読むと、詳しく作図方法まで載っています。
この件についてAmazon のレビューを書いたところ、
すぐさま批判のコメントや「参考にならなかった」が付き、数日後にレビューが消されてしまいました。
ほかのもので、使いにくくて星2レビューなどがあっても残っているし、
コメントで反論されているのもあまり見たことがありません。
こちらは関係者の方がAmazon のレビューを書いたり、見張ったりしているのではないかと感じました。 -
絵がなかなか伸びないと悩んでる人におすすめ。上達するヒントが科学的にかつ分かりやすく説明してある。ストーリーマンガを描きたい人の入門書なり。
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役に立つ。
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デッサンの話は、私は絵のセンスがあんまりないので難しく感じることも多かったけど、キャラクターづくりや話づくり、投稿の際の各社のツボ、プロとしての心構えなどはとても理解できたし、ためになった。難しい話を簡単に感じられるように書くのが賢者だ。
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マンガ家である著者が、読者を引き込むストーリーやキャラクターのつくりかたと、パースを中心にデッサンのさいに注意するべきことを記した本です。
自分でマンガをえがいてみたいという読者をターゲットに書かれた本ですが、もっぱらマンガを読んでたのしんでいるひとにとっても、それなりにおもしろく読める本だと思います。ただ、ストーリーの組み立てかたなどのアドヴァイスは、常識的なものも多く、これといって目を引くところはありませんでした。
パースについての説明は、新書の小さなスペースで具体的に説明するのはむずかしいということもあるのでしょうが、応用例がすくないためにいまひとつイメージがわきにくいと感じてしまいました。とはいえ、じっさいにマンガをえがいているひとには、この程度の説明で充分に理解できるのかもしれません。