- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784063647907
感想・レビュー・書評
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ゆゑあつて、かういふ本も読むのであります。
なぜアフタヌーン新書から婚活の本を出すのか、謎と感じるところですが、それはどうでもいい。
話題に疎いわたくしには、「毒男」なる言葉は初見でした。どうやらネットの世界で誕生した用語らしいですね。
独身男だから「独男」でいいやうな気がしますが、あへて毒男としたところに彼ら自身がへりくだつてゐる姿勢が透けて見えます。(本当かな)
キハモノ的な書物かと思ひきや、案外真面目な婚活本でした。特に後半の、少子化対策に関する部分では、日本政府はまるでやる気がないのが窺へ興味深い。産めよ殖やせよ政策と思はれると困るので、何かと尻込みしてゐるさうです。
さうぢやないのになあ。子供が欲しくない人たちに対して「さあ子供を作れ」といふ訳ではないのに。子供が欲しいのに経済的理由などで断念せざるを得ない人たちを減らさないと、将来がないわね。
著者の一人である原口氏は、元経済産業省の官僚ださうです。しかし組織の中では効果的な少子高齢化はできないと感じ、役所を辞めて自らNPO法人(日本ライフデザインカウンセラー協会=JLCA)を立ち上げ、信用できる結婚相談所のマル適マーク(CMSといふさうです)の普及に努めてゐるといふことです。
そのJLCAの宣伝臭も漂ひますが、婚活初心者に対するアドヴァイスはいづれも有効なものであります。婚活入門書として、女性向には『必勝婚活メソッド(山田由美子著)』を推薦してゐるわたくしですが、男性向なら間違ひなく本書が該当しますな。
ま、この種の本に嫌悪感を抱く方は、無視してくだされ...
http://genjigawa.blog.fc2.com/blog-entry-125.html -
文字通り、毒男と呼ばれる独身ヲタク男性の婚活事情について記した本。
この手の本の中では割と具体的だけど、最後の一章はなぜか著者の身の上話で、婚活と直接関係ない話が綴られてるのが減点。 -
毒男とは独身のもてない男の自嘲気味な自称である。本書はいわゆる婚活本であるが、他の類書が女性目線であるのに対し、タイトルの通り、毒男目線で婚活を論じている。
個人的には、婚活部分よりも、著者が経済産業省の官僚を辞めた訳を記した第六章が一番面白かったです。(著者の原口氏は小子化担当だった。) -
後半は、婚活テクニック。
まだ、こうした現場に行ったことがないし
20代前半の今は行く気がしない。
だから実感をもって読むことができず流し読み。
それにしても「毒男」には間違いないので
数年後には活用させてもらおう。 -
[ 内容 ]
少子化は男性だけのせいではないし、「婚活」は女性だけのものではない。
「毒男(どくお)」と自分を揶揄するセンスがあれば、恋愛を諦めなくたっていい。
ひとりからふたりへ、第一歩を踏み出そう。
お見合い攻略法から悪徳業者の見分け方まで、結婚相手紹介サービス業の認証機関を立ち上げた著者が本音で語る、男目線の「婚活」入門。
[ 目次 ]
序章 孤立無援の毒男たち
第1章 毒男の特徴
第2章 毒男の毒を抜く
第3章 多様化した結婚情報サービスを賢く使いこなす
第4章 ネット婚活、お見合いパーティー勝利の哲学
第5章 新たな婚活サービスを
第6章 私が経産省を辞めたわけ
終章 純で鈍な毒男に幸あれ
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