ちばてつやとジョーの 闘いと青春の 1954日

  • 講談社 (2010年1月7日発売)
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  • 本 ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063647938

作品紹介・あらすじ

僕は、ジョーの日記をつけているような気持ちで『あしたのジョー』を描いていたんです。――ちばてつや。ちばてつやがジョーと共に歩んだ1954日を初公開! 名作「あしたのジョー」の作者ちばてつやの当時の肉声、連載中の葛藤、有名な数々のエピソードの真相が日記風の特別編成で蘇る。お宝カット満載!


僕は、ジョーの日記をつけているような気持ちで『あしたのジョー』を描いていたんです。――ちばてつや

『あしたのジョー』というタイトルよろしく、「きのう、きょう、あした」を記録する日記というスタイルは、まさに打ってつけであり、最善の方法でした。ちばてつやの言葉や文章、事実だけを時系列に並べることによって、いくつもの真実が浮き上がってきました。それらの日々を可能な限り辿っていくことによって、ちばてつやと矢吹丈がともに一所懸命に闘い、いつしか二人が一心同体となった青春時代をとてもリアルに実感することができました。――豊福きこう

感想・レビュー・書評

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  • 「あしたのジョー」に関する連載時のエピ
    ソードは、すでに多くの著作で語られてい
    ますが、この本は連載時から時系列で、作
    者や原作者である梶原一騎とのエピソード
    が綴られています。

    漫画史上最も有名なあのラストシーンの1
    コマはどのようにして生まれたのか。

    著作者であるちば氏も、本当に真っ白に燃
    え尽きるかのように作品を描き続けたこと
    が分かる感動の一冊です。

    あのクロスカウンターのシーンも有名です
    よね。

    漫画もアニメも同じ構図で描かれています。
    それは、原作者である梶原一騎とちば氏が
    飲み屋で実演しながら決めたそうです。
    ケンカと間違えられたとか。

    ジョー世代には是非読んで欲しいです。

  • ちばてつやが2度も休載していたとは知らなかった。ジョーの死後の話は読んでいて切なくなった。

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著者プロフィール

ちばてつや(本名:千葉徹弥)1939年(昭和14年)1月11日、東京築地の聖路加病院で生まれる。 同年11月に朝鮮半島を経て、1941年1月旧満州・奉天(現中国・遼寧省瀋陽)に渡る。 1945年終戦。翌年中国より引揚げる。 1950年、友人の作る漫画同人誌「漫画クラブ」に参加。1956年、単行本作品でプロデビュー。1958年「ママのバイオリン」で雑誌連載を始め、1961年「ちかいの魔球」で週刊少年誌にデビュー。 主な作品に「1・2・3と4・5・ロク」、「ユキの太陽」、「紫電改のタカ」、「ハリスの旋風」、「みそっかす」、「あしたのジョー」、「おれは鉄兵」、「あした天気になあれ」、「のたり松太郎」など。 公益社団法人日本漫画家協会会長。 東京都練馬区在住。

「2022年 『わたしの金子みすゞ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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