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- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784063648256
感想・レビュー・書評
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「本当は、何度も思ったことがある。
あいつは日本で好きにピアノを弾いてた時の方が、幸せだったんじゃないかって。
プロの演奏家なんて、目指さない方が幸せなんじゃないかって。
あいつが、辛そうにしてるのを見るたびに..... 何度も、何度も。
いつまでも無理して辛い道を行かせなくても、
あいつが本当に好きな道を選んで、俺はそれを受け入れて.....
それでも、俺はやっぱり何度でも、あいつをあの舞台に連れていきたいと思うんだ。
このピアノをきくたびに。」
千秋のこのセリフには
日本にいた頃から今に至るまで様々な苦難をそれこそ綱渡りのように乗り越えてきたのだめだったけど
その根底にある一番多きな問題に対する独白だと思います。
今までのすべてがこのセリフに凝縮されています。
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