- 本 ・マンガ (96ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063648447
作品紹介・あらすじ
人にはウイスキーの数だけの生き様がある。そして酒場には夜の数だけの出会いがある。
亡き妻を育んだ国にやってきたバーテンダーの“mr.ライオン”。強面だけれどお人好し、屈強だけれど寂しがり。そんな彼が400本のウイスキーとともに夜ごと織りなす、スモーキーでちょっとオトナの物語。
亡き妻を育んだ国にやってきたバーテンダーの”Mr.ライオン”。強面だけれどお人好し、屈強だけれど寂しがり。そんな彼が400本のウイスキーとともに夜ごと織りなす、スモーキーでちょっとオトナな物語。
感想・レビュー・書評
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ウイスキーの流れで本作品を知ったのだが、非常に好みの作品だった。ウイスキーの持つ魔法をよく描いていると思うし、キャラクターが素晴らしく、こんなバーに行ってみたいと思わせてくれる。
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とても癒やされる本です。
色彩も美しいです。 -
わたせせいぞうさんの漫画は,大判でカラフルで,なおかつハートウォーミングなところが大好きです.登場人物がどれも憎めなくて良いですね.
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スコットランドから、亡き愛妻の故国・日本へやってきて、妻・恵子の名を冠したバーをはじめたライオン。最初は、暑さと湿気にやられ、お客さんともうまく通じあえなかったけれど、時を重ねるにつれて、だんだんとしっくりとはまっていき。颯爽とあらわれ、強いウィスキーをストレートで飲んでいく美女。子どものような見かけだけど、しっかりしてて、子ども扱いすると怒る女医さん。女社長のもとでストレスをためて、ここのバーに来る時だけが自分を開放できる秘書。左遷されたとふてくされてたけど、辞令を丁寧にあつかってくれたライオンをみて、すこし気持ちが前向きになったサラリーマン。一時のやすらぎ、自分だけの時間をもとめて、ふらりとやってきて、また去っていく人びとの前に、すっくと立っているライオン。言葉がわからなくても、誠実に、相手のもとめるものを理解しようとし、もてなそうとつとめる姿勢に、好感をいだかずにはいられない。大判のフルカラーのこの本を、枕元において、ふと眠りに落ちる前に、何度もぱらぱらと読み返してしまう。
著者プロフィール
わたせせいぞうの作品





