攻殻機動隊S.A.C.SOLID STATE SOCIETY

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レビュー : 14
  • Amazon.co.jp ・マンガ (258ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063648546

作品紹介・あらすじ

新生・公安9課の戦いを描いた『攻殻S.A.C.』初の長編シリーズ『攻殻機動隊S.A.C.SSS』を神山健治監督自らノベライズ。

感想・レビュー・書評

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  • DVDは三回ほど。3D版は劇場で。見てはいるが、理解し難い箇所は多く活字でようやく補完できた。

    バトーやトグサ、少佐の内面が具体化されて、つじつまがあった。貴腐老人から年金問題。時事ネタと絡めて展開するストーリー。神山版人形遣い。難解でめくるめくヒトの想いとエゴが息苦しくなる。

    トグサ願わくは…のくだりは己の無力さと、次の世代に託す願いが込められていて。託すしかなくてゴメン。と、思ってしまう。

  • 映画のノベライズかな?
    映画は3年半くらい前に視聴済み。
    サイトーの射撃シーンや、トグサと娘さんのシーンなど、印象的なシーンは覚えていました。
    扱っているテーマは非常に重く、社会問題について考えさせられる。
    映画のときよりも理解が深まったようで、非常に楽しく読めた。

  • アニメ版の作品の雰囲気を満喫。
    本作を通して、あんなに頑張ったトグサ。
    最後の場面に加われないのがさみしい。

  • 映画のノベライズ版。S.S.Sを見終わってから読むのがいい。
    映画のスピード感に翻弄されずに、自分のペースでストーリーを把握できるから良い。

    攻殻機動隊はそのスピード感がウリの一つだけど、それ故に時々ついていけないこともある。ぶっちゃけ、なんでバトーが心を閉ざしているのか、映画を見ている最中はあんまわかんなかった。でも、この本で読めば、ちゃんと2年という長い月日が経過していることを感じられて、その中で少しずつ軋轢が生じたんだなーと思いました。

    内容的には、映画をまんま文章化したってだけ。つまり、、、おもしろい。面白いものは形を変えても面白い。
    たまに、ノベライズ化すると劣化するものもあるが、これはそんなことがない。

    ___
    Solid State Societyは2010年代の日本でも問題になってることを題材にしている。少子高齢化、移民(これは日本より欧州か…)、児童虐待、世に出ない箪笥貯金、、、
    電脳技術とかSFの未来なのに、社会は結局変わんないのかーって失望しちゃうね。

    今はまだアナログな時代だからこんな大それたシステムは作れないけど、今のうち(2014年現在)だからこそこういうSolidStateのシステムはほしいなと思う。
    もし今この仕組みが完成したなら…

    子供の権利条約違反でアウトです。


    少子高齢化ヤバいなー

    でも、貴腐老人になるのって、俺らの世代だよな。俺らの未来ww

  • アニメの方は観たんだけど、ちょっとわかりづらかったんだよね。
    やはり、映像化するにはもっと時間が必要だったということでしょう。
    こうやって小説になっているものを読むと、色々細かいところがわかって良かったです。
    このサイズで読むより、文庫でお気楽に読みたかった気もしますけどね。(^^;

  • ☆☆☆$$非常に面白かった。$$情報量の多いアニメなので、活字でより理解できた。$$ストーリーが何より、すごい。

  • 『攻殻機動隊S.A.C.』の劇場版のノベライズ…。

    『S.A.C.』では、薬害や難民問題などを物語の背景に据えており、
    攻殻機動隊シリーズの中では、テーマが深い作品ですが…、
    今作では、さらに難民問題と高齢化社会をリンクさせ、より深く…。

    でも…、しっかり…攻殻機動隊な映像世界ですから…、
    そもそも…攻殻機動隊を活字で読んで、その世界をイメージしろッ!!
    っていうことが…、ムチャですよねぇ~www

    お話は、面白かったです…。
    ただいま、劇場公開中で…、
    3Dがとんでもなくスゴイらしぃので…、ちょいと観てきます…(^Λ^)

  • 見てただけじゃわからなかった部分が理解できて良かった

  • ジグムント・バウマンのいうLiquid Modernity以前にあったSolidな社会をシステムとして再現を目指したのがSolid (State) SystemでありSolid (State) Societyかと思ったが,本書では明確な指摘はされていない.

    しかし,同システム設計者の
    『(関係機関の存在にも関わらず児童の虐待死が絶えないことを嘆き)この国のシステムはすでに崩壊し,個のポテンシャルは著しく低下してしまっている・・・』
    という言葉は,(児童虐待の状況のみならず)かつて存在したコミュニティ亡きいま個人が原子化していることを示しているように感じられる.

    つまり,同システム設計者はLiquid Modernityのなかで原子化した個人のポテンシャルをあげることを目指してSolid (State) Systemを構築したのではないか,これを永続化することでLiquid Modernityの次の時代を切り開こうとしたのではないかと考えられる.(結局それは打ち砕かれるわけだが...)

    おそらく神山監督の別作品である「東のエデン」におけるエデンシステムやセレソンシステムもまたLiquid Modernityの次の時代を切り開こうとするアプローチなのだろう.監督の作品はどれも ”如何に今の社会を変えるか” に焦点があてられていて面白い.

    最後の課長のひとことが印象深い.
    『願わくは成長した彼らが将来,個のポテンシャルを上げ,われわれの出せなかった答えをみつけてくれることを祈るばかりだ.』
    今を変えようと"行動"していたコシキに対して,立場上それを止めるしかなかった荒巻課長の"祈る"ことしかできない無念さを思うと.

  • 映画を観た後に読みました。
    映画だけではわからない登場人物達の心理を知ることができ、面白かったどす。

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著者プロフィール

1966年、埼玉県生まれ。アニメーション監督、脚本家。株式会社クラフター代表取締役 共同CEO。背景美術スタッフとしてキャリアを開始。2002年、『ミニパト』で監督デビュー。代表作に『攻殻機動隊 STAND ALONE COMPLEX』シリーズ、『精霊の守り人』『東のエデン』などがある。2017年3月、初の劇場オリジナル作品『ひるね姫 ~知らないワタシの物語~』が公開。

「2017年 『映画は撮ったことがない ディレクターズ・カット版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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