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本 ・本 / ISBN・EAN: 9784063649178
感想・レビュー・書評
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北海道の積丹町で開かれた竹谷隆之積丹展に行って、その造形物を直に見て驚愕した。その中で本書があることを知り、積丹にいるうちになんとか入手(すでに絶版ですが)。もともと作品集として出版されていたものの完全増補改訂版として出されたらしいので、巷の評価をみると作品そのものの写真が少ないだの文章が多いだのなんだか誤解を招いているようです。確かに装丁というか構成やレイアウトはツッコミどころ満載なのですが、これは作品展示会でみたスクラップブックをイメージして作ろうとしていたためだろうと思われます。あれをきちんとした本の体裁にするのは至難の技。内容的にも実際の積丹とオーバーラップしており(扉絵の積丹町の地図は最高)実際の町をみて人々と接してみるとその現実世界と作品世界が混然となっていきます。また、造形物のモデルになったキャラクターも過去の実際のエピソードそのものだったりするのです。漁師の角度はこの本だけでなく、実際の積丹の風景と人、過去のエピソード、造形物が組み合わされて完成する世界だと感じました。もうすっかり竹谷ミームに感染して、自分で世界を広げたくなってきます。広げるとしたら海中世界だな。柱状節理に棲む巨大ミズダコとか。むむむ何か作りたくなってきた。
模型雑誌に連載されているエッセイが最高に面白い。早く本にしてくれないものか。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
奇怪機械な物語
人形がスゲー! -
『SMH』で掲載されてた写真と微妙に違ふ
そのムックはとびとびにしか読んでないので、今回一気に読む。
ある種狂ったエコシステムと、そこを何とかして生活へ持っていかうとする土人の皆さん、他在日(いはゆるインディアンとか東アフリカの英知たるクロンボのはずの人とか)の人。
ぢぢいの肌が、はー。
作者のアイデンティティのなぁ、北海道の関係のあれなんだらなぁと思っとったらなぁ、アレな、「ズクネ」っちゅう方言が出てきてなぁ(長野では本作の説明でのそれに近い表現で、「ズクナシ」といふのがある)、ちょっと親近感が出た。 -
うーーーん、ボリュームが……
著者プロフィール
竹谷隆之の作品





