ももいろ人魚 (2) (デザートKC)

  • 講談社 (2015年12月11日発売)
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本棚登録 : 18
感想 : 3
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  • 本 ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063658477

作品紹介・あらすじ

初恋の人・リクと同居中の「元」人魚・ルン。肝心なときに足が魚に戻っちゃうため、好きな人と結ばれることの難しさを実感する日々だけど……?いちゃラブ度数も急上昇↑↑で、ニヤニヤ必至のピュアエロラブ第2巻!!

感想・レビュー・書評

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  • ピュアエロ・・・・・人魚!?

    ルンは初恋の人であるリクにもう一度逢いたくて
    そして人間の女の子として愛してもらいたくて
    人魚の姿から人間の女の子の姿になって海からやってきます。

    ルンに○○系ヒロインと名付けるとしたら

    年中発情期系ヒロイン

    であります。

    子供の頃からずっと想い続けてきたリクのことが
    好きで好きで仕方なく年中発情期なのですが
    しようとすると下半身だけ人魚に戻ってしまうという
    とんでもない寸止めファンタジー仕様になっております。

    この物語は

    人魚の女の子ルンが

    愛のあるおセックスをするまでの

    感動ドキュメントなのです!!


    こちらで長い感想を書いております。
    http://oshirukomoe.jugem.jp/?eid=1752
    宜しかったらお立ち寄りくださいませ^^

  • やっぱ、この『ももいろ人魚』、少女漫画として、インパクトがあるよな
    人間の男と人魚の少女、悲恋オチ(本人・・・本人魚は自分の選択に後悔はなかっただろうから、周りが決めつけるのはよくないにしろ)しか想像できない組み合わせで、こうもコメディ感を強くできるか
    とは言え、人間、どんなに取り繕おうが、好きになったらヤりたくなる
    巧みな恋の駆け引きで読み手をハラハラさせ、両想いでラストを締めくくって、読み手をほっとさせている漫画は多いだろうが、結局んトコ、描かれてないだけで、あの後、そのカップルは身体も結ばれているはずだ。健全なお付き合いをしてるのに、ヤらない方が、むしろ不健全だろう
    女の子にだって、好きな男の唯一になりたい衝動、自分の体に印を刻んで欲しい、そんな深い欲望が秘められている。男の勝手な理想を押し付けちゃならん。性欲があってこその、男と女で、恋愛だ
    表現こそ微エロだが、そんな恋愛のリアリティが、バッチリ描かれている、この『ももいろ人魚』は少女漫画として正道もとい性道だ。帯にもあるが、私も確実に今年来る作品の一つだと思う
    実際、私がこの2巻の感想を書いたのも、一巻からの魅力を引き継ぎつつも、リクとルンの仲が進展していると同時に、少女漫画らしい展開が起こり得たからだ
    確かに不貞な感情なのかも知れんが、恋人がいる相手を好きになっちゃうコトなんて、現実じゃいくらでもある。知った事か、好きになったのに順番なんかないと略奪愛に走るか、惚れてしまった相手も含め、自分を信頼してくれている友人の思いまで裏切るのを恐れて、その感情に封をするか、は当人が決める事にしろ、決して恥ずべき事じゃない。
    自分の想いを完全にコントロールできる人間なんていやしないのだ。他人事だと思って勝手な事を言うな、とキレられそうだが、好きになってしまったものは仕方ないだろう、こればかりは。まぁ、ケジメを付けられない所まで泥沼状態にしてしまうのは、話が違ってくるが。相手がいる相手を好きになったからこそ、自分で責任を取れる行為のラインは、ちゃんと見極めなきゃ
    そんな、少女漫画としても、リアリティ的としても、ベタな人間関係を、ピュアエロな話に組み込んできた曙先生、まだまだ、引き出しがありそうで、次巻が楽しみだ
    個人的にお勧めの話は、未熟でヘタレでカッコ悪い自分の本当や本音も曝け出した末、ようやく見えた底の気持ちを男らしく、リクがブチ撒ける第30話「人魚の話?ルンの話?」だ。漫画の中でも、現実でも、男がカッコよく変わっていくのは一旦、醜態を晒してから、だ
    この台詞を引用に選んだのは、グッと、いや、キュンと不覚にも来てしまったから。私も経験を積んで、こんな男らしさが溢れすぎな口説き文句がしっくり来る男になりたいもんだわ

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著者プロフィール

漫画家。第55回小学館新人コミック大賞入選、デビュー。既刊に『キラキラ☆アキラ』『ベツ×バラ』(以上芳文社)、『まつりごよみ』(竹書房)、『ももいろ人魚』(講談社)がある。

「2018年 『ももいろ人魚(3)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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