僕と君の大切な話(1) (KC デザート)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1025
感想 : 52
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (176ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063658569

作品紹介・あらすじ

同じ学年の東くんに片想いをしてきた相沢のぞみ。ある日、勇気を出して帰りの駅で声をかけて告白!だけど、東くんの返事は超予想外の言葉だった…!!なかなかかみあわない不器用な2人だけれども、会話を続けるうちに、次第に距離は縮まりはじめ? 2人のすれ違いに笑いと共感とニヤニヤの嵐!天然ストーカー女子相沢さん×ツンデレ眼鏡男子東くんの新感覚“トーキング”ラブコメディー、開幕!

感想・レビュー・書評

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  • 両片思いのすれ違い可愛い……!
    あくまで二人とも確固とした価値観がある前提での会話劇、テンポよく楽しくついつい読み進んじゃう。
    周りのクラスメイトたちも個性強くて、舞台を校内に移した2巻以降での二人と周囲との関わりも絶対楽しいはず!って確信しちゃうよね。

  • 会話劇で魅せるラブコメ漫画!1巻は駅のホームを舞台に物語が進み、ワンシチュエーションの舞台を見ているかのようで面白い。東くんと彼に片想いをしている相沢さん。二人とも性格や価値観に一癖あって、その会話と言葉選びのセンスが絶妙。お互いの男女観を切り合ったりする痛快さがありつつも嫌味がないのは、自分とは違う相手のことを知ろうとしてる「会話」だからなんだなと感じた。
    「たとえば僕と君が違う星の人間だとして それをつなぐのは言葉だろう だったら こちらから閉ざしてしまうのはあまりにももったいない」という東くんの言葉がいいよね。それにしても、声をかけられた最初の言葉が「どうして男は…戦いが好きなの」はインパクトありすぎる。

    主人公二人はもちろん、その周りのキャラもいい味を出してるよね。天然の環も面白いし、カフェインはめちゃくちゃいいやつ!ヒートアップする二人を制して、相手の気持ちに感謝しながら言うべきことを言うとか、なかなかできることじゃない。彼には幸せになってほしいね。
    東くんの言動に一喜一憂する相沢さんは見てて楽しい。でも、東くんの言う通り確かに下駄箱に食べ物を入れるって冷静に考えるとアレだなって思う(笑) あの話の後で入れた相沢さん強いわ。

  • 「町田くんの世界」も読んで欲しい。

  • ちょっと何これ。
    いつもは読み終わるまで感想書くの我慢するんだけど、ムリ。無理無理。

    引用したいセリフが多すぎて収拾付かない。一体どうすれば…。

    とりあえず最後まで読んで、2巻に進みます、ハイ。

    (追記)
    読み終わりましたけど…。いやあもう、しばらくの間、ろびこ先生の新作が出たら、何も見ずに黙って買うことにします。大事に読まないと待たされちゃうから、続きはゆっくり読まないと。でも、我慢できるか自信がないっ!

  • 声を出して笑った、セリフ選びが秀逸なろびこ先生の最新作。いやあ前作もだけどこういうどこか冷めてるのにやたらめったらツッコミどころがある男女を書かせたらろびこ先生は少女マンガ家イチの腕前じゃないかと。特に「東君は実は女子に人気がある」「相沢さんは実は美人」っていうキラキラ設定なのにそうは見えないどこか残念さが漂う二人が恋心に気づかずただ駅のベンチで話すだけ。なにか劇的なことが起こるわけでもない、なのになんでこんなに面白いんだ。特に恋愛漫画の構成を冷静に分析する東君に爆笑した。東くんのことが私も好きです。

  • 言葉は噛み合ってないけど、気持ちはあってるというのか、
    微妙な会話が面白い。東くんはじめ登場する男子は毛並みのいい文武両道なイケメンとかでなくヘンなのが多いし、女子も少女漫画のステロタイプが今のところいないのが、自分の知ってた少女漫画と違ってて面白い。2巻も期待。

  • 男の言い分、女の言い分。
    勢いがあって面白い。
    進展なさそうなキャラなのにじわじわといい感じになってるのがいい。
    東くんめんどくさいキャラでいいなー

  • 〇ただのラブコメコミックではない、ずっと駅のホームで繰り広げられるし登場人物には事欠かない、でも面白い
    平和台高校に通う相澤のぞみは、2年4組の東司郎のことが好きで、突然へいわ台駅のホームで告白した!???
    そんな衝撃なスタートから始まる1話。
    読書好きで女の子に奥手な東は、突然の相澤の登場に動揺するものの、そんな驚きは慣れたものだそうで、うまく交わそうとする。
    しかしそれでもなお執拗に話しかける相澤に、少しずつ東は心を開き始めるが…!衝撃の終わりだった2話。

    読み進めてみると、いや、結構面白いですよ?
    本の裏の紹介文で「トーキングラブコメディ」と書いてある通り、駅のホームでのトークが大半を占める中で、彼らの高校生活の一端が垣間見える中でその東くんや相澤さんの謎の行動・言動はそれだけで物語を盛り上げています。グダグダしゃべっているだけと言えばそれまでですが、東くんがいろいろと理論的に攻めてくるのに対して、相澤さんが愚直な感情のある返しをするのでそれによってお互いの仲がどんどん深まるという構図が面白い。

    4話では東君の友人・カフェインが、5話では東君と同じクラスの女子3人衆が、6話では東君にお近づきになりたい環君を相澤さんが連れてくる、と登場人物も個性的で話題には事欠かない。

    東が毎回読んでいる本が変わるのも見どころ。難しい本から女子に勧められたマンガ雑誌まで、なかなか幅広い。どのペースで読んだらそんなに難しい本を消化できるのか、は少し疑問というか気になる。

    2巻の展開はサイドの登場人物が充実するようなのでますます楽しみなコミックです!

  • 2人がつむぐどうしょうもない話も大切なひとことも、どれも聞き逃さないように書き綴られる、怪物くんは素晴らしかったですがこちらも素晴らしくなること間違いなし。ロビコ先生は素敵だ。

  • 『となりの怪物くん』でも主人公たちの感情の描写が繊細で、もどかしいけど共感できて好きだったのですが、本作では男女の感覚の違いがより的確に描写されていて共感できました。感情や例はリアリティなんだけど、どこかおかしくて、リアリティすぎて気持ち悪いということもなく、ふわふわとした気持ちになれるところも好きです。
    男と女は異星人という言葉や、好きな男の子のすね毛を見て男性らしさに引いてしまう気持ち、すごく共感できました…!

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著者プロフィール

代表作『となりの怪物くん』は2012年テレビアニメ化され、2018年4月には実写映画も公開された。他に『ひみこい』『彼女がいなくなった』『ボーイ×ミーツ×ガール』などの作品がある。

「2020年 『僕と君の大切な話(7)特装版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ろびこの作品

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