おはよう、いばら姫 (5) (デザートKC)

  • 講談社
4.29
  • (17)
  • (6)
  • (8)
  • (0)
  • (0)
本棚登録 : 148
感想 : 4
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • 本 ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063658927

作品紹介・あらすじ

「丘の上のおばけ屋敷」と噂のある空澤家の一人娘・志津は、実は「死者の魂を呼び寄せる憑依体質」。父親に病院に入れられそうになったところを家政夫男子高校生・美郷 哲に助け出され、2人は哲の祖父が営む民宿に「かけおち」することに。そこで意外な事実が判明して……!? 憑依体質少女×家政夫男子高校生の不器用ラブ、恋も事件も急・展・開の第5巻!!

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • フィラーのようなエピソードを挟んで漫画を描く先生
    だとはもともと思ってないけど、この巻はいつにも増
    して読み応えがあった。
    みれいさんが意外で驚いたけど、どういう気持ちで哲
    くんと過ごしていたのかなぁと思うと切ない。でも、
    きっと楽しくもあっただろうね。
    早く目が覚めるといいな…
    志津のお父さんも、あの捻くれは仕方がない。
    お祖父さん、酷い… 
    志津のことも妻を愛するが故…だとしても、理解がで
    きないのは変わらない。
    過去は変えられないし、歩み寄って家族を大切にして
    欲しい。
    あと、いつも忘れてしまうけど、哲くんと志津は小さ
    い頃にもう会ってたんだね。
    今回のおまけの4コマも番外編も楽しかった。

  • 入院させられそうになった志津を哲の祖父の所で匿うところから。

    志津を匿うのはまぁ協力してもらえるだろうけど、哲がサッカーも進学も諦めてお金を貯めていたことも明るみになり家族会議に。
    確かに涼や鈴を同席させない、というのは母親のことなのに蚊帳の外に置かれて悔しく感じるかも。
    男だけで決めようとするところは嫌な感じがしました。
    でも年齢を考えると鈴には酷だったのではないかなぁとも思うし、難しいですね。

    アキが目覚めなくても、意識があるのかないのか、それもまた延命治療を続けるかどうかの判断が難しいですね。

    後半の志津の父親の物語もなかなか…
    志津よりも「妻である早苗が一番大事」という彼の気持ちも分からんでもないけど、その早苗との間の娘も大事、とはならないのか。
    自分の地位を揺るがすという意味でも疎ましくなっていったのか。
    親も人間だしな、と思ったりはしました。

  • 志津を入院させないように、おじいちゃんの家に連れて行く哲。ハルさんに聞かれて「そういう好き、ですよ」って言う哲。
    お母さんのことを志津に話す哲。志津に好きだと伝える哲。手を繋ぎたいと言う志津。恋人つなぎに繋ぎ直す哲。きゅんとし過ぎるわ。おまけの4コマでじいちゃんが「男を見せろ!」って怒ってるとこめちゃ笑った。
    千尋の哲への気持ちにBL的なものを感じるのは私が腐っているからでしょうか。いや私そっち方面は全然腐ってないんですけど。
    涼が疎外感感じて怒っていうことはとても正論だと思ったのに、盗み聞きじゃなくてもいいじゃないか。
    じいちゃんのいうこともわかる。なんか「あのなつ。」のたるを思い出した。じいちゃんの「そんな歪んだ献身がいくつこの子の未来をつぶした?」ってのは最高に泣けるから私はおじいちゃんがおたんこなすだとは思わないよ。立場の違いだなぁ。

  • 病院に入れられそうになる志津を連れておじいちゃんの家に向かった哲。おじいちゃんに事情を話しておいてもらう。もうまるで駆け落ちみたい。ここでなんで哲がこんなに必死にバイトをしてお金を稼いでいるかがわかるし、お父さんや妹たち、千尋にもそれが伝わる。当たり前だけどお父さんは自分の息子がやりたい事を辞めていたことや、気付かなかった事にショックを受け、妹たちはまた違った部分で大なり小なりショックを受けてる様子。迎えにきた志津のお母さんは今までとはうってかわって、前向きに志津を受け入れようとしてる。ただお父さんはそうでもないみたい。お父さんと志信さんとの関係もちらほら。でも志津にこんな冷たいのは自分の奥さんを大事に思うが故なんだなぁと思うと、なんでこの家族はうまくいかないんだろうとモヤモヤした。今回みれいさんが実は哲のお母さんだったと発覚。千尋と志津のお母さんだけが知るわけだけど、死にかけって言ってたし生き霊みたいな事なのかな?必ずしも死人が取り憑くわけではないんだ。カバーを外したところにあるマンガが地味に楽しみなんだけど、今回本編を読む前に見たら何これ誰これ状態で、読み終わってからもう一度読んだらすごいしっくりきた。

全4件中 1 - 4件を表示

著者プロフィール

森野萌(もりの めぐみ)
月刊『デザート』(講談社)に『マイ・フェア・ネイバー』が初掲載。同誌で2014年に始まった初の本格連載『おはよう、いばら姫』が『このマンガがすごい!2016』オンナ編にランクインするなど注目を集めている。現在月刊『デザート』で連載中の『花野井くんと恋の病』が、第45回講談社漫画賞少女漫画部門受賞。

「2022年 『花野井くんと恋の病(10)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

森野萌の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×