まりんこゆみ(4) (星海社COMICS)

  • 講談社
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感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063695281

作品紹介・あらすじ

おちこぼれ新兵、ゆみが突然の昇進!?
ついに伍長に! かつてない責任と激務が襲いかかる。
ウルトラハードな演習訓練・通訳業務・そして“オキナワ”の歴史を知る――。
日本人だからこそ知りたい、在日海兵隊基地から見えるもうひとつの日本がここにある!


おちこぼれ新兵、ゆみが突然の昇進!?ついに伍長に! かつてない責任と激務が襲いかかる。ウルトラハードな演習訓練・通訳業務・そして“オキナワ”の歴史を知る――。日本人だからこそ知りたい、在日海兵隊基地から見えるもうひとつの日本がここにある!

感想・レビュー・書評

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  • 海兵隊創立記念晩餐会の様子は華やかであったり、アイデンティティを認識させるセレモニー等があり、読んでいて襟を正す気持ち。
    海兵隊の昇進に関してのエピソード。
    「基本点数」は射撃検定、体力検定、仕事の評価。
    それ以外に「ボーナス点数」として特殊勤務、個人教育、入隊者紹介などで判断されるとの事。

    沖縄での基地生活。
    地域の奉仕活動なども紹介。
    戦時中のアイスバーグ作戦の事もあり、軍隊、その基地に対するピリピリとした感情が伝わってくる。
    抗議活動する人間も、基地を警護する人も同じうちなーだという事実……
    避けて通れない沖縄自衛隊と米軍基地問題。

    小ネタとして軍用犬は扱う隊員より階級が上(虐待防止)な話など。

    沖縄ならではの怪談話…旧日本軍の下士官兵の幽霊とキジムナー。
    書き下ろしでは沖縄戦の生き残りである部隊長を招き、任務解除命令を出してもらう。
    小野田寛郎少尉を思い出した……
    何故か打ち上げの酒の席で一緒にビールを飲む、歩哨していた下士官兵の幽霊。
    海兵隊創立記念晩餐会の不在者用の席にもつながる、いなくなった兵士たちへの敬意。

  • 今回は沖縄と米軍基地の関わり方をメインとしたお話。
    地元民ではないのでリアルな体験はないが、どのような立ち位置にあるかはしっかりと考えておくべきことがあると思った。
    おまけの話の結末は、あと十数年もしたらそうゆう人はいなくなるんだなと少し悲しくなった。

  • 沖縄編はドメスティックで初期の「日本人が体験する米軍」の興はややそがれるものの、オキナワ基地特有の内容に踏み込んでいて興味深くもある。社会性の強い部分にはこういうマンガだっけ? とは思うものの描かなきゃウソになるよなあとも。

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著者プロフィール

漫画家・イラストレーター 代表作『セーラー服と重戦車』『蒼海の世紀』等

「2017年 『まりんこゆみ(7)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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