ES(エス)(文庫版) (5) (講談社漫画文庫)

  • 講談社 (2007年2月1日発売)
3.39
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本棚登録 : 89
感想 : 12
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  • 本 ・本 (352ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063704235

感想・レビュー・書評

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  • SFは詳しくないけれど、初心者でも読みやすかったです。
    もともと惣領冬実さんのファンですが、彼女の画力と表現力が素晴らしく、分かり易かったのもあると思います。

    どちらかというと、SF的要素よりも人間的な描写を期待していたんですが、
    思ってたより浅かったかな?主人公たちの能力がそれすらも奪ってしまうものなので、そうなることは仕方ないのかもしれませんが・・・。

    展開早いです。後、物語の起伏も過激。終盤はかなり駆け足だったような・・・。
    全体的に洋画、外国ドラマのような印象を受けました。
    ただ、一話一話に重みがあるので、すごく読み応えがあると思います。

  • よくありそうな感じのSF
    なるほど…て思うセリフも幾つかあった。
    読んでると続きが気になって、割とサクサク読めた。

    ストーリー的にはもうちょっとシュロの深掘りが欲しかったなと思った、いまいち共感できなかった。それか逆にもっとヤバいやつにしてしまった方が良かったかな。
    最後ももうちょっと後になってから、気づいた方が盛り上がったかな〜て思った。
    多分全部時間が足りなかったんだろうなと…文庫本5冊分でまとめるにはもったいなかったような気がする。比較的読みやすかったけど、物足りなさもあった。

  • お話はハリウッド映画にあるようなSF
    絵が美しく物語の壮大さに負けていない
    後半、駆け足でまとまってしまった感があるので
    もう一捻り欲しかったかなぁ

  • 素晴らしかった。
    無駄の無いものは読んでいて心地が良い。

  • 全5巻

  •  大団円、とはいかない。何人も何人も、周りの人間が死んで、取り残されているから。でも、現実はそういうもの。すべてがハッピーエンドじゃない。でも、だれかにとってはハッピーエンドで、だれかにとってはアンハッピーエンドで、っていうことはままある。だからこれもひとつのカタチだし、性善説も多少あるかもしれないけれど、結局、愛情が、他人が、必要不可欠ですねって、そういう噺。なんだと思う。

  • 本当に信じられるものはなんだろう。
    心が読めたとしても、
    裏切られることもある。
    心が読めなくても、
    信じ合えることもある。

    関係性って難しい。
    だからこそ尊いのかもしれない。

  • 文庫全5巻 

    SFだけど、立ち読みで一気に読めるぐらいにややこしくは無いです。んで、次々展開していって面白いです。
    人とは?愛情とは?性格の形成における環境の役割とは?先天的?後天的?とか。
    主人公が超人的力を持っていて、人間にもなりきれないところで悩ましいとか…設定がちょっとYASHA(吉田秋生)に似てるかな?って思った。
    よくある話だろうけど。
    けっこう可哀相な事になるんだけど、本気で恐ろしいとか救いが無いとかって程ではなくて…うん、ちょうどいいけど、ぬるいっちゃあ、ぬるいんじゃないかなぁ。もっともっと、誰を信じればいいのかわからなくなるとかっていう展開もあってもいいような…けど、そこまでいかないのがいいところであるともいえそう。この人は結局性善説なのかなぁ…
    惣領氏のマンガだけあって、主人公の男の子はカッコイイし、頼れるしいいですよ〜。

    しかし、ラストはちょっと駆け足だったような?もうちょっと、いろいろと葛藤しても良いのでは?
    しかも、ハッピーエンドに終わった風だけど、良く考えればあんまりそうともいえないような…
    ツッコミどころはけっこうあるかもしれない。が、面白かった。


    ところで、主人公『亮介』って、亮ちゃんと一緒なのでは?名前被ってない??

  • 悲しい話だった。
    なんとかしてハッピーに
    なれなかったのかな?

  • SFのありがちな設定だが表現力と作画が面白い。

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著者プロフィール

1959年、大分県の観世流能楽師の家に生まれる。
82年、「別冊少女コミック」(小学館)にてデビュー。『おなじくらい愛』(85)で初連載を開始する。代表作に『ボーイフレンド』、『MARS』など。『ボーイフレンド』は第33回小学館漫画賞を受賞。2002年「モーニング」にて『ES ーEternal Sabbathー』を連載。 現在、「モーニング」にて、ルネッサンス期に活躍したイタリアの英雄、チェーザレ・ボルジアを描く『チェーザレ 破壊の創造者』を連載。新鋭ダンテ学者の原基晶を監修者に迎え、最も信憑性の高いとされているサチェルドーテ版のチェーザレ・ボルジア伝(本邦未訳)をはじめ、膨大な資料を精緻し生み出された全く新しいチェーザレ像や、当時の絵画を参考に、その美麗な線によって忠実に再現されたイタリアの街並みなどが話題を呼び、漫画としての面白さはもちろん、権威ある歴史学者からの評価も高い。
著者公式サイト「惣領冬実@web」
http://www006.upp.so-net.ne.jp/kotama/index2.html

「2015年 『チェーザレ 破壊の創造者(11)限定版』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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