- 本 ・本 (288ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063704655
作品紹介・あらすじ
単行本未収録作品100P。初の単行本化。「枕草子」の作者、清少納言が主人公。華やかな平安宮廷に連続殺人事件が。原因は権力争いか? 清少納言が真相究明に乗り出す華麗な平安宮廷歴史フィクション。
感想・レビュー・書評
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「春はあけぼの殺人事件」
舞台が平安時代ということで、「あさき…」のスピンオフな感じがして嬉しい。清少納言のキャラが快活でお茶目で、とても愛らしい!初出が別フレで、読者層も若いだろうからその分明るくテンポもよく、読みやすかった。登場人物らの前髪にバブルっぽさを感じ、それもまたよし。
平安時代の大物も登場し、これはこれでシリーズ化したら面白かっただろうな、それなりにストーリーを広げられただろうなと勿体ない気持ちもあり。
「レディーミツコ」
クーデンホーフ光子。ヨーロッパ貴族の妻となり、海を渡った初めての日本人女性。明治時代、逆風に吹かれながらも意志の強さで様々な困難を乗り越えていく…激動も激動、スケールの大きさに唸るばかり。つくづく、大和和紀さんは実話や古典等、ハードルの高い内容を自分のものにしてマンガ化するのが、本当にうまい!!
ミツコの生き方は、躓いたとき、落ち込んだときに励みになる。自分の悩みがちっぽけに思えてくるので、何度も読み返しています。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
これも大河ドラマの影響でしょう!笑
清少納言を探偵化させた大胆ギャグコミック。一部を除き実在の人物を登場させています。かなり前に一読していますが、まあ、面白いけどね、くらいの感想で終わりました。古典、あんまり興味なかった頃でしたので。漫画も歴史の背景を知ると面白味が増すなぁ、と今更読み返してみて実感。勉強は大切です。『レディー・ミツコ』同時収録。こちらはさらに懐かしい作品です。 -
清少納言のほうのお勉強のはずが、レディーミツコにやられる。
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表題作と『レディーミツコ』の2編収録。
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清少納言が探偵となって事件を解決する、という歴史パロディもの。
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(2013-01-27L)(2013-02-16L)
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清少納言を主人公にした、フィクション。
中宮定子にかけられた疑いを晴らすために、清女が立ち上がる・・・という話。
しかし・・・人物の顔が今ひとつ区別がつきにくく、読みにくい。
しかも、一冊の半分にも満たない長さ。
ちょっと物足りなかったかも。
では、半分以上は何だったかというと、「レディー・ミツコ」。
グーデンホーフ・カレルギー伯爵家に嫁いだ日本人女性、光子の生涯を描いたもの。
ずいぶん若い頃の作品のようで・・・絵柄が『はいからさんが通る』だった(笑)。
レトロな雰囲気に浸るにはよいのかもしれない。
たぶん、この本は我が家にとどまることはないだろうな。 -
私は紫式部派だけど、これは面白いです(笑)
著者プロフィール
大和和紀の作品





