春はあけぼの殺人事件 (講談社漫画文庫)

  • 講談社 (2007年6月12日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (288ページ) / ISBN・EAN: 9784063704655

作品紹介・あらすじ

単行本未収録作品100P。初の単行本化。「枕草子」の作者、清少納言が主人公。華やかな平安宮廷に連続殺人事件が。原因は権力争いか? 清少納言が真相究明に乗り出す華麗な平安宮廷歴史フィクション。

みんなの感想まとめ

平安時代を舞台にした華麗な歴史フィクションで、清少納言が探偵役として連続殺人事件の真相を追う物語です。快活でお茶目な清少納言のキャラクターが魅力的で、若い読者層にも親しみやすいテンポで描かれています。...

感想・レビュー・書評

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  • 「春はあけぼの殺人事件」
    舞台が平安時代ということで、「あさき…」のスピンオフな感じがして嬉しい。清少納言のキャラが快活でお茶目で、とても愛らしい!初出が別フレで、読者層も若いだろうからその分明るくテンポもよく、読みやすかった。登場人物らの前髪にバブルっぽさを感じ、それもまたよし。
    平安時代の大物も登場し、これはこれでシリーズ化したら面白かっただろうな、それなりにストーリーを広げられただろうなと勿体ない気持ちもあり。

    「レディーミツコ」
    クーデンホーフ光子。ヨーロッパ貴族の妻となり、海を渡った初めての日本人女性。明治時代、逆風に吹かれながらも意志の強さで様々な困難を乗り越えていく…激動も激動、スケールの大きさに唸るばかり。つくづく、大和和紀さんは実話や古典等、ハードルの高い内容を自分のものにしてマンガ化するのが、本当にうまい!!
    ミツコの生き方は、躓いたとき、落ち込んだときに励みになる。自分の悩みがちっぽけに思えてくるので、何度も読み返しています。

  • これも大河ドラマの影響でしょう!笑
    清少納言を探偵化させた大胆ギャグコミック。一部を除き実在の人物を登場させています。かなり前に一読していますが、まあ、面白いけどね、くらいの感想で終わりました。古典、あんまり興味なかった頃でしたので。漫画も歴史の背景を知ると面白味が増すなぁ、と今更読み返してみて実感。勉強は大切です。『レディー・ミツコ』同時収録。こちらはさらに懐かしい作品です。

  • 清少納言のほうのお勉強のはずが、レディーミツコにやられる。

  • 表題作と『レディーミツコ』の2編収録。

  • 「あさきゆめみし」で源氏物語をコミカライズした作者さんが、実は清少納言も描いていた、と最近知ったので、興味を持って購入。
    清少納言は可愛かったけど、お話としては可もなく不可もなく…という感じでした。
    もうひとつ、レディーミツコは、ほんとはいからさんの絵柄!はいからさん全巻を、夢中になって一晩で読んだ昔が思い出されました。
    ストーリーも、はいからさんと同じ、愛のためにすべてを投げ打って…という流れ。今作者さんが描いている「イシュタルの娘」がどんなに愛する人からでも自分は自由でいたい、というヒロインだから、時代の変化を感じました。

  • 清少納言が探偵となって事件を解決する、という歴史パロディもの。

  • (2013-01-27L)(2013-02-16L)

  • 清少納言を主人公にした、フィクション。
    中宮定子にかけられた疑いを晴らすために、清女が立ち上がる・・・という話。

    しかし・・・人物の顔が今ひとつ区別がつきにくく、読みにくい。
    しかも、一冊の半分にも満たない長さ。
    ちょっと物足りなかったかも。

    では、半分以上は何だったかというと、「レディー・ミツコ」。
    グーデンホーフ・カレルギー伯爵家に嫁いだ日本人女性、光子の生涯を描いたもの。
    ずいぶん若い頃の作品のようで・・・絵柄が『はいからさんが通る』だった(笑)。
    レトロな雰囲気に浸るにはよいのかもしれない。

    たぶん、この本は我が家にとどまることはないだろうな。

  • かわいらしい『枕草子』。
    やんちゃ系に描くのは多いと思いますが、大和節炸裂という感じの男女のやりとりは、『枕草子』の作風にあうのかも。
    最近、コミュニケーションに注目した『枕草子』の論文を読んだので、余計おもしろさを実感できる。
    (といっても、読んだのは数年前ですが。。。)

  • 私は紫式部派だけど、これは面白いです(笑)

  • 実家で読んでたシリーズ(親所蔵)・その9
    またの名を「好きなんだけどこの作品について語れる知り合いが周りに全くいないシリーズ」とも言う。

  • 大和和紀先生の漫画といえば「あさきゆめみし」、という方も少なからずいるだろう。私も、古典文学を大学で学ぼうと思ったその端緒は「あさきゆめみし」だった。

    その大和先生の最新コミック文庫、しかも「枕草子」の作者・清少納言を主人公にした作品、ということで、見つけてすぐに手に取っていた。


    まず、表題作の「春はあけぼの殺人事件」。

    ストーリー自体はまったくのオリジナルで、「枕草子」の内容とは直接関係していないが、後宮をを舞台にしたサスペンスとして、テンポよく読める。

    そして何より、登場人物たちがとても魅力的だ。明るく勝気で、正義感と中宮様への愛にあふれる清少納言や、彼女が仕えた中宮定子、そして少納言に散々振り回されながらも腐れ縁の夫・橘則光らがとても生き生きと描かれていて、実際に平安時代に生きた彼らもこうであったかもしれない、と思えてくる。

    平安時代の人たちも私たちとさして変わらず、いろんな感情のもとに生きていたのかもしれないな、と親近感を抱きながら、素直に楽しめた作品だった。


    同時収録の「レディーミツコ」は、実在のオーストリア伯爵夫人・光子を題材にした、女性の一代記ストーリー。

    強さとしなやかさを兼ね備えた日本女性と、優しさにあふれる外国人男性の身分を越えたラブロマンスは、大和先生の代表作「はいからさんが通る」も彷彿とさせ、その激しい思いを貫こうとする姿にドキドキさせられる。

    後半は一転して、愛する夫を失いながらも、夫の遺志を継ぎ、異国の地で精一杯生きていく光子の姿に胸を打たれる。

    ページ数はそれほど多くないのだが、密度の濃いストーリーは読み応え十分だ。

    小気味よいテンポのコメディ・ミステリーと、大きな流れの中で展開するラブロマンス。

    大和作品の幅広さを一冊で体験できる、お得な一冊である。

  • 清少納言が探偵役で宮中の殺人事件を解決する話。枕草子の世界とはあまり関係ない。清少納言の元気っぷりがおもしろいです。表題作より同時収録の実在した「レディー・ミツコ」の方が波乱万丈で読みがいあったです。ヨーロッパの貴族社会で日本人の伯爵夫人が果敢に生きるお話で、ハッピーエンドではないけれど強く生きていなければまわりに潰されたでしょう。

  • 田辺聖子のむかし・あけぼのを読んで、則光がけっこういいなと思ってたので、この作品で、則光けっこうかっこよく描いてもらえてよかったねーって思いました☆

  • 清少納言の鋭い感性と頭の機転のよさが出ていて素敵な漫画です。則光とのやりとりも面白いです。

  • むー。消化不良なり。あさきと比べたらいけないということか。

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著者プロフィール

3月13日生まれ、札幌市出身の魚座。O型。1966年、「週刊少女フレンド」より『どろぼう天使』でデビュー。『はいからさんが通る』で第1回講談社漫画賞を受賞。「源氏物語」を基に描いた『あさきゆめみし』は、少女漫画の枠を超えて高い評価を得ている。他に『ヨコハマ物語』『N.Y.小町』『ベビーシッター・ギン!』『紅匂ふ』など人気作多数。

「2001年 『漫画文庫あさきゆめみし全7冊セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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