クニミツの政(文庫版) (5) (講談社漫画文庫)

朝基まさし 安童夕馬

• 講談社 (2007年9月1日発売)

感想・レビュー・書評

[菊さんの感想 · 2008年10月7日]

藤代静とのタイマンも決着がつき、ギャンブルでこさえた借金も帳消しになり、めでたしめでたし★　…と思いきや、今度は市長選のライバル候補でもあるインチキ宗教の教祖との対決？　…つーか、相手が勝手に自滅してったっていうか？（笑）　新興宗教のことなんて全く考えたこともなかったけど、実際ありますもんね。宗教団体の幹部が別法人つくって、そっちから立候補、ってパターン。佐和記者の言うとおり、やっぱ日本は“政教分離”でいて欲しいなあ…とシミジミ。宗教教団が日本を動かすパターンも面白そうだけど…きっと息苦しいに違いない。そんな後味も悪い終わり方の後、巻末ラストで望月くん予選突破で終わってくれたのが、サワヤカで良かったです♪

著者プロフィール

サスペンス漫画、社会派漫画を中心に発表している。原作付きの作品が多い。代表作：『サイコメトラーEIJI』『クニミツの政』『シバトラ』（3作品ともに安童夕馬原作）他。
『クニミツの政』で2003年（平成15年度第27回）講談社漫画賞少年部門受賞。現在「週刊ヤングマガジン」で『サイコメトラーEIJI』の続編『サイコメトラー』を連載中。

「2015年 『新装版　サイコメトラーEIJI　元祖・みっちゃん登場編』 で使われていた紹介文から引用しています。」