小説 金田一少年の事件簿(1) (講談社漫画文庫)

  • 講談社 (2012年3月9日発売)
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本棚登録 : 66
感想 : 5
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  • 本 ・本 (320ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063708394

作品紹介・あらすじ

 

感想・レビュー・書評

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  •  小学生の頃大ハマりしてよく読んだ金田一少年のノベルス。こちらの文庫本には残念ながら収録されていないが、ページ下隅の写真パラパラマンガを怖がりながら読んだ思い出が。改めて読むと、推理小説入門にちょうど良かったと感じた。きちんと本格だし長さもちょうど良く読みやすい文体。芝居っ気たっぷりな登場人物たちのセリフも楽しい。初読時は小学生だったので、黒沢美歌の自殺理由がわからなかったな。犯人の純愛が切ない。第2の殺人では、早く発見されたかったとはいえ丘の上の給水塔に運ぶ方が重労働でリスキーだと思うのだが、そういう犯人の苦労が無視されているのが面白い。

  • 【オペラ座館・新たなる殺人】。
    嵐で連絡手段が絶たれた孤島、見立て殺人に密室殺人…まさに本格ミステリーの王道のような設定で魅力的です。おどろおどろしい雰囲気もあり最後まで楽しめました。
    犯人、トリック、動機など特に意外性はないのでミステリー小説を読み慣れている人は物足りなく感じるかもしれませんが、無難に纏まっていて印象は悪くありません。見立ての理由や殺人の動機は十分納得出来る内容でした。

  • もう20年近くに出された、小説版・金田一少年の第一弾。
    オペラ座の殺人の続編がこのような形で出されるとは思いませんでした。

    漫画版より金田一の内心がわかるようで、なかなかに興味深く。
    "オペラ座"をモチーフにしているのは相変わらずで。

    漫画版で織り込まれていた黒沢さんの娘さんのお話でもあります。
    ん、いま読んでも古さを感じさせないのはさすが、というべきでしょうか。

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著者プロフィール

代表作は『金田一少年の事件簿』シリーズ・『探偵学園Q』など。

「2023年 『ギフテッド(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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