小説 金田一少年の事件簿(5) (講談社漫画文庫)

  • 講談社 (2013年1月11日発売)
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本 ・本 (384ページ) / ISBN・EAN: 9784063708998

作品紹介・あらすじ

 

感想・レビュー・書評

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  •  私の中国のイメージは大部分が本書で構成された。上海の街中を駆け回るシーンなどは、映像化を意識して書かれている。ハジメはちゃんとした説明を端折りすぎて、毎回逃避行を繰り返しているような気が。そして、この凶器消失トリックはどう考えても上手くいくと思えないのだが、やはりフィクションだからで許されるのだろうか。折角の見立て殺人も、筋は通っているものの存在感が弱い。怖そうでさほど怖くない点がもったいない。剣持警部が「猿岩石」に触れていて時代を感じた。

  • 【上海魚人伝説殺人事件】収録。
    逃亡や格闘などアクションシーンが満載で楽しく読めました。
    謎解きは一つ解ければ芋づる式で全部分かる仕組みは爽快ですが、伏線はあからさまで簡単過ぎた感がありました。
    また、上海という壮大な舞台にも関わらずスケールが小さく残念に思いました。

  • 舞台を初の海外に移した金田一少年の小説版第五段。

    最初の事件のアリバイトリック(?)と一連の見立ての理由はともかくメインである凶器消失トリックのヒントが露骨で容易に犯人に辿りつくし、実写映画化を前提に作られたからかアクションシーンが多いものの、スピード感は足りないし蛇足感は否めない。前作の鬼火島、前々作の電脳山荘の完成度が高かった分ミステリーとしては少々残念な出来。

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著者プロフィール

代表作は『金田一少年の事件簿』シリーズ・『探偵学園Q』など。

「2023年 『ギフテッド(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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