【小説】金田一少年の事件簿(文庫版) 邪宗館殺人事件 (8) (講談社漫画文庫)

  • 講談社 (2013年4月12日発売)
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  • 本 ・本 (384ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063709148

作品紹介・あらすじ

 

感想・レビュー・書評

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  •  カッとなりやすい性格がこんな形で事件と関係してくるなんて。6年前の犯人は許しがたい過ちを犯しており、その点は犯人に同情できるものの、1人目の犠牲者は数々の偶然が重なって起きた悲劇だったのでさぞかし無念だろう。天才の友人たちがもっと活躍するのかと思ったが、仲間というだけで特別強固な絆も感じられなかったのが少し残念。今作も前作もさらっとどさくさに紛れてで済まされているが、現実的には周りの目を盗んでの作業に少し無理があるようなトリックが多い。一応あとがきでは次作も書くとあったが、もう新作は出ないのだろうか。

  • 【邪宗館殺人事件】収録。
    本書は、トリックよりもエンターテイメントに比重を置いた作品だと思います。金田一が偶然古い記事を見つけなければ殺人が起こらなかったかもしれない事件。偶然と誤解が殺人鬼を生み、苦渋の想いで犯人を特定した金田一は最後に慟哭します。数ある作品の中でも、これ程悲しく後味の悪い作品はあまりないので一読の価値はあるかと思います。
    また、読後に数々の疑問が残りました。過去に起きた「もう一つの邪宗館」での殺人事件について詳しく書かれていないですし、明智警視が言っていた「もう一人」の作家も判らず終い。事件の本筋とは関係ないとはいえ消化不良でした。

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著者プロフィール

代表作は『金田一少年の事件簿』シリーズ・『探偵学園Q』など。

「2023年 『ギフテッド(4)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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