劇画漂流(下) (講談社漫画文庫)

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  • Amazon.co.jp ・本 (448ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063709193

作品紹介・あらすじ

短編誌「影」の成功で貸本マンガ界を圧巻した劇画勢は新天地を目指し上京。「劇画工房」を立ち上げる。しかし殺人的な忙しさがすぐに粗製乱造を生み、苦労する勝見…。独自のリアリズムで描かれた辰巳ヨシヒロの代表作、後編。「読み進めるにしたがって、本書は単なる辰巳氏の個人史、あるいは劇画の物語を追っただけのものではないことが明らかになる。これは庶民の視点による大衆史なのだ」(New York Times 2009年4月15日号)

感想・レビュー・書評

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  • いろいろと豪快な時代だったんだな。さいとうたかをのイメージが崩れる。作中に漂う昭和の香りに憧れたりもするが、でも現代の方がエンターテイメントに関しては恵まれているなと実感。
    終わり方が尻切れとんぼなのがもったいない。二部に期待。

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著者プロフィール

1935年大阪生まれ。漫画家。中学で手塚治虫に傾倒。高校2年時の作品「こどもじま」でデビュー。54年、大阪日の丸文庫に持ち込んだ「怪盗紳士」が採用となり、以後、主に日の丸文庫で活躍。従来のマンガに比べリアルな表現を追求、57年暮れ、その手法を「劇画」と名付ける。60年代後半にはメジャー雑誌を巻き込んだ「劇画ブーム」が起こるが、一方で本来の意味を失った「劇画」に幻滅。社会の底辺を描いた短編連作を手がけるようになる。これらの作品は発表当時こそ大きな反響はなかったものの、近年は国内外で評価され、仏アングレーム国際BDフェスティバル遺産賞、米ウィル・アイズナー賞、日本の手塚治虫文化賞大賞など受賞歴多数。主な著書は『劇画大学』『劇画漂流』など。

「2014年 『再び大阪が まんが大国に甦る日』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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