海皇紀(28) (講談社コミックス月刊マガジン)

著者 :
  • 講談社
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感想 : 6
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (206ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063710472

作品紹介・あらすじ

陸に領土を持たず、海に覇を唱える“海の一族”。その守護神である“影船”を操る謎の男ファン・ガンマ・ビゼン‥その器は底が抜けている!? 『修羅の門』『修羅の刻』『龍帥の翼』の川原正敏が描くファンタジー巨編! 壮大なスケールで描かれる海と大地を巡る物語--

ソル・カブラ・セイリオスに対抗する力を得るため、再び海に出た影船八番艦。その目的地は、遥か西の辺境サナル海。この遠方の地に赴いたファンの狙いはサナル海海将でも四番艦アレア・モスでもなく、海の一族の仇敵、海賊ジーゴ・サナリアを味方に引き入れることだった!

感想・レビュー・書評

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  • 今回はジーゴ・サナリアとの命をかけた駆け引きが面白かった。ファンの並ではない器を今回も見せ付けられた。しかし、この状態で戦って本当に勝てるのか。どう決着をつける。

  • 「ツーリング・エクスプレス」と「海皇紀」を連続して読んで思ったのですが、男がかっこいいと思う男と、女がかっこいいと思う男は、もしかして、かなり違うんだろうか……。

    まあ、作者の好みの違いだといえばそこまでなのですが。

  • 読了。

  •  科学文明が崩壊して数千年……と言われれば思い浮かぶのは宮崎駿監督の『風の谷のナウシカ』かもしれない。

     この作品は、そんな科学文明崩壊後、数千年モノ(?)といえるが、文明の遺産と戦う、などという作品ではない、とはいえないが、それがメインではない。

     陸では多くの国々が割拠し、一部の国は強大な軍事力、あるいは魔道とも称される「カガク」の力――主にカノン砲や炸裂弾など、大航海時代幕開け前後レベルの兵器が主――によって他国を支配・属国化していた。だが、そんな陸とは違い、海では「海の一族」と称される海王を頂点とした国が支配権を握っており、この作品の主人公、ファン・ガンマ・ビゼンはその海の一族の守護神と称される帆船、影船(一般に7番艦までしか存在しないとされていたが、ファンの乗った船は8番艦だった……)の艦長だった。

     帆船モノの冒険ファンタジー作品ですが、『修羅の門』シリーズなどの作者でもある川原氏が作者であり、殺陣の場面は描写が細かい。また、それだけでなく、国同士の謀略なども多く、一口にはどんな作品である、とは言えない。

     なお、作者は商船学校で帆船でハワイまで行ったこともあるらしく、この作品の目玉である帆船同士の海戦は良い感じである。

  • 海の一族の変わり者の主人公。
    この世界で唯一日本刀を使いこなし、人を食ったような態度は憎たらしいけど、器のでかさを感じます

  • 作者自身が商船学校出身のせいか、操船描写にリアリティがあって相当格好いい。この作者の間のとり方がとても好き。独特のテンポで話が進むので、何冊かまとめて読まないと面白さが伝わらない気がする。

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著者プロフィール

8月17日生まれ。広島県三原市出身。代表作に『修羅の門』『修羅の門 第弐門』『陸奥圓明流外伝 修羅の刻』『海皇紀』『龍帥の翼 史記・留侯世家異伝』がある。1990年、『修羅の門』で第14回講談社漫画賞受賞。趣味は草野球。

「2023年 『陸奥圓明流異界伝 修羅の紋 ムツさんはチョー強い?!(7)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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