四月は君の嘘(1) (講談社コミックス月刊マガジン)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063713015

作品紹介・あらすじ

「あの日、僕はピアノが弾けなくなった‥‥」仄暗い青春を過ごす元・天才少年、有馬公生。夢も恋もない世界に佇む、彼に差し伸べられた手は名も知れぬ少女のものだった!! 少女の名は宮園かをり。性格最低・暴力上等の彼女はしかし、まぎれもなく最高のヴァイオリニストだった!公生は、かつて住んでいた音楽の世界に、強引に引きずり戻される。カラフルに色づく、音楽の世界に! 完結後の今もなお、各界からの絶賛の声が鳴り止まない音楽コミックの金字塔!「音が聴こえる」その描写から、目が離せない!

母の死をきっかけにピアノを弾かなくなった、元・天才少年有馬公生。目標もなく過ごす彼の日常は、モノトーンのように色が無い‥‥。だが友人の付き添いで行ったデートが、少年の暗い運命を変える。性格最低、暴力上等、そして才能豊かなヴァイオリニスト‥‥少女・宮園かをりと出逢った日から、有馬公生の日常は色付き始める!! 青春を切り取る注目の作家・新川直司がおくる、切ない青春ラブストーリー最新作第1巻!

感想・レビュー・書評

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  • 何回読んでも“こんな風に心が動く経験をしたかったな”と思える漫画の第1巻です。

    漫画を沢山読んでいるわけではないですが、この漫画(作者?)は所々で表現される言葉がとても綺麗で、主人公の気持ちが薄くない言葉で伝わってきます。
    だからこそ、主人公が誰の何を見てどう思ってどう動くのか、心の動きが読み手まで伝わってくる気がします。

    普段の生活をなんとなく生きて心が動くことが最近少なくなったなと思ったら、どうやって動き出していたか分からなくなったら、読んでみるといいと思います。

  • ピアノが弾けなくなってしまった元天才ピアニストの少年が、破天荒なヴァイオリニストの少女と出会ったことで、また音楽と、そして自分自身と向き合っていく様子を描いた物語。
    亡くなった母親との思い出とトラウマ、幼なじみたちも交えた恋愛模様、将来のこと等々…。
    単なるクラシック漫画ではなく、単純な青春漫画でもなく、そういう要素が絶妙なバランスで溶け合ったお話、という印象。
    周りの誰かと自分を比べて焦燥感を抱いてしまう描写は、思わず自分の学生時代を思い出してしまった。
    各話の終わりに、その話で取り上げられた曲の解説があるのが嬉しい。
    クラシックに馴染みがなくても楽しめると思います。
    挫折を乗り越え変わっていく有馬くんが、これからどんな音楽を奏でていくのか。
    続きが楽しみです。
    [1-6巻 以下続刊]

  • 音楽漫画。

    ピアノの才能がありつつ、事情を抱えた少年と彼にはないモノをもった少女との出会いからの物語。
    いわゆるボーイミーツガール物の一種かもしれない。

    なかなか絶妙なバランスを持った漫画だと、感心しつつ読めた。
    ピアノ一辺倒な音楽漫画というわけでもなく、恋愛要素が濃いわけでも、青春まっしぐらでもない。

    それらが絶妙な案配で配分され、配合されて良い具合に。

    鈍過ぎず、光過ぎていない、ほんのり爽やかな具合の暖かさをもった青春音楽漫画だと感じた。

    まあ、正直なところ大筋のストーリー展開には、それほどインパクトはない。王道と云えば王道。
    ただ、ストーリーの進行や演出の滑らかな展開は、かなり好感持てた。

    ということで、他の方には賛同頂けるレビューとは思わないが、自分はこの読み心地の良さが素晴らしいと思ったのでこの評価。

    次巻も気になる。

  • 音楽×恋愛漫画です。
    モチーフにしている作品があるようですが、そちらの作品は存じ上げていないです。後半の展開は何度読んでも泣きそうになります。
    巻数も少ないですしおすすめの作品です。

  • 3月4月と待ち続け、ようやくこの5月に最終巻が出た「四月は君の嘘」。前クールでTVアニメも放送していたので、知っている人も多いはず。クラシック音楽にかける少年少女の熱いドラマ要素と、高濃度の少女漫画要素がほどよくブレンドされていて、実に読みやすい。どのジャンルでもプロへの道は険しいけれど、音楽―特にピアノやバイオリンは本当に小さい頃から鍛錬しなければならない。その大変さと覚悟が演奏パートで丁寧に描かれ、読者に鮮やかな音を届けてくれます。主人公に荒療治をしかけまくったヒロイン、宮園かをりがついた嘘とは?そこから始まり動き出す物語は甘くてほろ苦い。(kuu)

  • まだまだ序盤。といっても既に主人公の「トラウマ」は伏線として登場してるし、ステージで観客と向かい合う恐ろしさも、大胆なコマ割りと丁寧な感情表現で描かれている。
    ピアノ以外取り柄のない主人公がトラウマによりピアノを手放した。その後から静かに物語が始まるわけです。
    その主人公とヒロインとの出会い。そして音楽への再認識。やがて主人公はヒロインに心惹かれるも、それは「憧憬」としてしか自分の中では認められない。そして、主人公をステージへと引きずり上げようとするヒロイン。
    いやもー、オレ、こういう設定大好物だからw

  • きゃーっ、ヤダ、もう!続巻も買って来れば良かった。読友さんオススメ本。音楽で挫折した子が立ち直っていくと言う、ありがち設定だけれど爽やかな友人達のおかげで息苦しくなくって好きです。中学生との事だけれど、各人の家庭環境がまだ殆ど分からないので、バックグラウンドも気になります。

  • 1~5巻まで。
    もっと早く読んでおけばよかったと思う反面、5巻まで一気読みできてよかったとも思う。

    みんな全力。なんと素晴らしいことか。


    6巻。
    相変わらずの緊迫感。頁を繰る手が止まりません。
    ついに一歩を踏み出した公生がこの後どうなるのか、次巻も必見ですね。
    、、願わくば、希望に満ち満ちた展開でありますように、、。

    10巻まで。
    次巻で完結とは…。ここからどのような結末になるのか…怖いですがしっかり見届けたいと思います。

  • 漫画って音が聴こえないのが当たり前なんですが、
    音が今にも聴こえてきそうな漫画です。
    まだ読んでない人はもったいないと思うので、是非読んでみることをオススメします。

    「ちはやふる」好きな人は結構好きなお話だと思うかなー。


    *****

    内容説明
    「あの日、僕はピアノが弾けなくなった‥‥」仄暗い青春を過ごす元・天才少年、有馬公生。夢も恋もない世界に佇む、彼に差し伸べられた手は名も知れぬ少女のものだった!!

    母の死をきっかけにピアノを弾かなくなった、元・天才少年有馬公生。目標もなく過ごす彼の日常は、モノトーンのように色が無い‥‥。だが友人の付き添いで行ったデートが、少年の暗い運命を変える。性格最低、暴力上等、そして才能豊かなヴァイオリニスト‥‥少女・宮園かをりと出逢った日から、有馬公生の日常は色付き始める!! 青春を切り取る注目の作家・新川直司がおくる、切ない青春ラブストーリー最新作第1巻!

  • クラシック音楽を題材にした漫画は多々あるけど、これは本当に面白い!演奏シーンの雰囲気や圧力が全然違う。そして中学生という多感な時期の様々を、こんなにきれいに描くとは。特に最後の自転車のシーンは、まさに青春していて素晴らしいです。

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著者プロフィール

新川直司 2008年『冷たい校舎の時は止まる』(原作/辻村深月 全4巻)でデビュー。
著作に『さよならフットボール』全2巻、『四月は君の嘘』全11巻。短編集『四月は君の嘘 Coda』。『さよなら私のクラマー』全14巻。

「2021年 『さよなら私のクラマー(14)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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