ボールルームへようこそ(4) (講談社コミックス月刊マガジン)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1227
感想 : 59
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063713732

作品紹介・あらすじ

辛くも「天平杯」決勝に残った多々良はパートナーの真子が「花」として輝けるよう、自分が目立つ事を捨て、「額縁」に徹する事を決意。そんな多々良の覚悟のダンスが絶対的強者である賀寿の心を揺さぶって‥‥。決勝、混戦必至!!

辛くも「天平杯」決勝に残った多々良はパートナーの真子が「花」として輝けるよう、自分が目立つ事を捨て、「額縁」に徹する事を決意。そんな多々良の覚悟のダンスが絶対的強者である賀寿の心を揺さぶって‥‥。決勝、混戦必至!!

感想・レビュー・書評

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  •  自分の非力を嘆き、パートナーのために自分の持てる術を出しきった勝負の結果がでた4巻。

     パートナーとしてのバランス。今回の天平杯は最初からボールルームダンスにおいてなぜパートナーがいるのか、それに関しての闘いだったのに尽きます。リーダーを額縁、パートナーを花と喩え、どちらか一方が突出してもその絵は完成しない。その関係を人間関係と上手く絡め、ガジュがまこに求めるもの・まこの負い目・多々良の嘆き・雫の焦燥とそれぞれが持つコンプレックスや葛藤を描いていたのが印象的でした。

     感情を描ききる。ボールルームダンスは感情の表現でもあります。タンゴの熱感、愛憎、強靭、激。スローフォックスの重厚感、滑らかさ。クイックの軽快な明るさなどすべてにおいて顔、身体すべてを使って表現していたのが良かったです。そして全力で踊りきったあとの結果、自分の思いが届かなかったことに涙する多々良に心動かされました、無力感っていうのはいつも心にズシリときます。それでも大切な人のために尽くした返事がしっかり返ってきたのは嬉しかったです。

     今回はまこを勝たせることしか出来なかった多々良、これからまたスタートですが自分になにが足りないのか。目標もやる気もある、それならば突き進むしかないでしょう。次回こそは1位のダンスを踊れますように。
         

  • まこちゃんかっこいい…!
    組解消(セパレート)するために戦うってなんだか矛盾に感じるのだけど、社交ダンスだと、それがふつうの感覚なのかなあ。
    しずくに勝った、クイーンのまこちゃん、まこちゃんをクイーンにしたたたら、すごい!

  • かつて社交ダンスに本気で取り組んでいたつもりの者としては様々な事が思い出されて涙なくしては読めません。競技フロアの空気感とか踊っている最中の気持ちとかがとても上手に描かれています。競技ダンスを知らない人が読んでどれ程面白いか分かリませんが、少しでも経験のある人は皆一様にこう思うでしょう。「こんな漫画を待っていた!」

  • 主人公の成長ぶりはちとチートだなと思いつつも、キャラクタの個性や感情の振れ幅がダンスとうまく絡んでいて引き込まれる。(故に気にならない)
    なによりも、画からドキドキ感が伝播してくる!!

  • 小さい頃のまこちゃんかわいい。

  • 荒く躍動感のある画風は昴に似てるかも。実は少し苦手なトコもあるんだけど、勢いで読ませる感じ。気圧されるほどの熱気。

  • ボールルームクイーン!

  • 最初の劇的さに比べて、苦悩が伝わって熱い

  • ガジュまこ兄妹可愛い。ガジュがまこのこと可愛く思ってるのがわかっていい。
    そしてやっぱり試合の迫力すごい。社交ダンスがすごく見たくなる

  • まこちゃんの名前が呼ばれた瞬間は泣いてしもたよ。良かったね、まこちゃん!そして、彼女を花にしてくれたたたらくんも良かった!順位は赤城・雫組に負けてしまったけど、彼らより得るものは多かったと思う。この漫画、アニメになればいいのに。

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著者プロフィール

群馬県前橋市出身、2009年「隣の肖像」で月マガ新人賞受賞。同作品で月刊少年マガジン増刊「月マガGREAT」にてデビュー。2011年『ボールルームヘようこそ」で連載開始。

「2022年 『ボールルームへようこそ(12)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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