四月は君の嘘(9) (講談社コミックス月刊マガジン)

著者 :
  • 講談社
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (196ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063714180

作品紹介・あらすじ

母の死をきっかけにピアノが弾けなくなった元天才少年・有馬公生。モノクロームだった彼の日常は、一人のヴァイオリニストとの出逢いから色付き始める! 傍若無人、喧嘩上等、でも個性あふれる演奏家・宮園かをり‥少女に魅せられた公生は自分の足で14歳の今を走り始めた‥‥。注目の作家・新川直司が描く「青春×音楽×ラブストーリー」!!

「あたしと心中しない?」そう言って、宮園かをりは寂しそうに笑った。入院を続ける少女に何ができるのか、有馬公生は思い悩む。そして凪もまた、スランプに陥った兄・相座武士をどうやって元気づければよいか、苦しんでいた。そんな二人が、突如コンビを組んで学祭に登場! 師弟の連弾は、何を生み出すのか?

感想・レビュー・書評

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  • ここまでで最高の巻!

    公生の音楽が次々と人を突き動かしていく。どんどん変わっていく。

    まさかの凪との連弾。それを聴きながらかをりが…。

  • 人の成長を感じられる巻
    誰かのためにという意志は、人を前に突き動かしてくれる

  • 今回も号泣ものでした。

    舞台に立つ前は誰も不安で挑戦したくなくなるけど、演奏が終わったときに見る光景はすばらしいもの。
    師匠がいるのもいいね。

    これらのことがひしひしと伝わる9巻でした。

  • 9巻は怒涛の展開でぐいぐい引っ張っていく。これまでで一番良かった。小難しいことなしとにかくピアノに向き合い演奏に向き合う少年少女たち。基本路線がボーイミーツガール、ガールミーツボーイで、その瑞々しさもまたいい。

  • 泣きました。今がクライマックスなんじゃないかと今後が不安になるくらい出来の良い1冊です。

  • 少女の葛藤と苦悩。
    悩める少年は、伝えられた者から伝える者へと。

    苦しみ、食らいついて、全力尽くした果て。

    その音楽が誰に届くのか。
    伝えたいのは誰なのか。
    その人の何に響くのか。

    今回も痛くて、残酷な優しさのある温かみをもった漫画だった。

  • 公生は強くなった。周りの人たちに前向きな力を与える存在に。

  • 公生と凪とのステージが圧巻

  • 社会人になって漫画を読むのもなんですが、この巻は何回読んでも公生や凪の想いが真っ直ぐに伝わって来て胸が熱くなります。仕事・趣味などなど、何かを頑張っている人が読めば背中を押してもらえる様な、おすすめの巻です。

    本の最初では、1巻同様に過去のトラウマに引き戻されそうな公生の話が描かれます。ただ、この9巻では1巻とは違って凪や渡、宮園かをりと会うことで、今までとは異なる考えを導き出すことになります。私もつい何でも無理って言いがちなんですが、この話でも出てくる”無理かどうか 女の子が教えてくれるさ”という渡の言葉は毎度のごとく胸に刺さります。

    公生の話も描かれる一方で、この巻の主役は凪です。凪になります。

    話を読み進めると、凪がとある発表会に出るために猛烈にピアノの練習をする中で、ふと緊張の糸が途切れ泣き崩れる場面が今度は出て来ます。表舞台に立つのが怖いと塞ぎ込む凪に、瀬戸先生が座り込んで次の言葉をかけます。
    ”怖いのは あんたが一生懸命練習したから”
    なるほどそうか、と素直に思いました。禿げるほど努力した結果を周りに見せるのは怖いものなんだ、と。それはそういうものとした上で、”ありったけの君で”向き合えばいい、と。そういうことなのか、と納得しました。

    そんなこんなで公生と凪が発表会に臨む場面が訪れますが、ここもまた見せ方がしっかりできていて、凪の想いを描く所々で公生の顔が挟まれます。”またその背中を追いかけさせて 私のヒーロー”という凪の想いを演奏に乗せるページに、同時に公生の描写も入っていて、凪の心情描写には公生の想いも強く入り込んでいるんだなと感じさせます。そんな二人の想いを乗せた演奏が終わった後の凪の心の言葉にも大きな変化が見られていて、心がとても温まります。

    そんな凪との連弾を終えた公生も、この本の最後では今までと異なる行動・言葉を宮園かをりに見せる様になります。1巻からこれまでの経験がこれほどまでに公生を変えたのかと思うと、またまた胸も目頭も熱くなります。

    4話構成が起承転結かのごとく、とてもまとまりのある巻になっているので、今までの巻の中でもおすすめの巻かなと思います。

  • 今まで、読んだ漫画の中で、1位。
    2位を、争う素晴らしい作品です。

    アニメ化や、映画化されたので。

    是非、そちらも、機会がありましたら。

    よろしくお願いします!

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著者プロフィール

新川直司 2008年『冷たい校舎の時は止まる』(原作/辻村深月 全4巻)でデビュー。
著作に『さよならフットボール』全2巻、『四月は君の嘘』全11巻。短編集『四月は君の嘘 Coda』。『さよなら私のクラマー』全14巻。

「2021年 『さよなら私のクラマー(14)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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