- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063714678
作品紹介・あらすじ
母の死をきっかけにピアノが弾けなくなった元天才少年・有馬公生。モノクロームだった彼の日常は、一人のヴァイオリニストとの出逢いから色付き始める! 傍若無人、喧嘩上等、でも個性あふれる演奏家・宮園かをり‥少女に魅せられた公生は自分の足で14歳の今を走り始める‥‥。アニメ化で話題沸騰!! 注目の作家・新川直司が描く「青春×音楽×ラブストーリー」、完結巻! そして今、各界からの絶賛が・・・!
近づく東日本ピアノコンクール本戦の日。だが‥病状が悪化したかをりを思い、公生は再び昏い世界へと落ちてゆく。それでも‥必死に前を向こうとする少年と少女に、運命は如何なるものをもたらすのか? 青春×音楽×ラブストーリー、ここに完結!!
感想・レビュー・書評
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泣いた。
自室で独りで読んだならばきっと号泣したことだろう。
音楽を漫画で表現するなんて・・・と半信半疑だった。
ましてやピアノ漫画だなんて。
「さよなら私のクラマー」
結構気に入ったサッカー漫画と同じ作者だから“まあちょっと眺めてみるか”と軽い気持ちで手に取ったら、2話くらいでガッツリと心臓を鷲掴みにされた。そして、一気読み。
「もしかして、ヒロイン死んじゃう系?」と悪い予感が過ったのは、2巻目だったか、3巻目だったか・・・
5巻目くらいからは、「きっとそうなんだろうな…」という感が否めなくなり・・・
7巻目を読み始める直前、実写映画版を観たことのある娘から「うん、死んじゃうよ」と最後通告を出されてしまった(苦笑)。
普段、映画でも連ドラでも、主人公やヒロインが死んでしまうと分かりきっている物語は絶対に観ない派なのだが、この作品に限っては、アンハッピーエンドだということを知ってもなお、読むのをやめられなかった。
演奏の描写が格好良すぎるから。
彼らのひたむきな青春が(哀しくも)輝き過ぎていたから。
準ヒロイン(?)の健気な想いが、応援せざるをえない位に愛おしかったから。
ラスト・・・アンハッピーエンドには変わらないけれど、清々しい読後感。
この作者、好きだわぁ。
途中で投げ出していた「クラマー」の続きも読まねば!
★5つ、9ポイント半。
2022.08.08詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
近づく東日本ピアノコンクール本戦の日。だが…病状が悪化したかをりを思い、公生は再び昏い世界へと落ちてゆく。それでも…必死に前を向こうとする少年と少女に、運命は如何なるものをもたらすのか? 青春×音楽×ラブストーリー、ここに完結!!(Amazon紹介より)
読み終わった瞬間、ずーんと来ました。感想がうまく出てきません。とりあえず、一気読みでした。
『ピアノの森』を読んだときにも思ったことなのですが、音楽で感情を強烈に揺さぶられることなんてあるのでしょうか。「あ、この歌いいな」とか思うことはありますが、コンクールで皆が同じ曲を弾いて、大きな差があるものなのか。一度で良いので、自然に涙が溢れるほど心を揺さぶられるような音楽に出会ってみたいものです。 -
10巻までは借りたりなんだりで
買ってはいなかったのですが、
この巻だけは買いました。
これから買い揃えます。
読みたくない、読みたくない、
と思いつつ、ページをめくる
手が止まりませんでした。
涙も止まりませんでした。
何回読んでも、私は泣く自信があります。
結果ではなく、主人公と彼女の心情描写が
胸に響くからです。
一人一人のキャラクターが素敵で
愛しいからこそ、こんなにも
泣けるのだと。
むかつくぐらいぐずぐずしてて
でもそれが共感できちゃって、
恥ずかしいぐらいさらけ出していて、
この作品に会えたこと、
幸せに思います。 -
みんなの感情が溢れ出る演奏シーンにボロ泣き。
かをりをはじめとして、母親や幼馴染、ライバルたちからもらったものを音楽に昇華され、モノクロ原稿がカラフルに色付いて見える、圧巻の場面でした。
エピローグもまた泣かされました。
最後までキラキラしていたなぁ…。最高の青春をありがとうございました。 -
1巻からずっと読んでいました。
11巻はちょっと急ぎすぎてた感じがしたかな?ちょっと残念でした。
そもそも読み始めたのは、ピアノを習っている娘と一緒に読めたらいいな、と思ったのがきっかけです。
そして、読み始めたときから、最後はどうなるのか私も娘もわかっていたんだと思います。
その最後に向かって進んでいくのを、楽しんだり悲しんだりしながら読みました。
かをちゃんの生き方は、美しいけれど悲しい。
でも、だからこそ心に残るのだと思います。
久しぶりに涙を流したい人は、ぜひ読んでみてください。 -
最後は反則ですよ。泣きます。絶対に泣く、と分かってて読みましたよ。
辛い結末だけど、前を向いて前進しろ!っていう強いメッセージがあるお話だったので、爽やかに読み終えました。
素敵なお話でした。
著者プロフィール
新川直司の作品





