チェーザレ 破壊の創造者(1) (KCデラックス)

著者 :
  • 講談社
4.07
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本棚登録 : 1960
レビュー : 234
  • Amazon.co.jp ・マンガ (228ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063722017

作品紹介・あらすじ

1491年、11月。フィレンツェの大富豪ロレンツォ・デ・メディチに見込まれたアンジェロは、各国から貴族や有力市民の子弟が集まる名門・サピエンツァ大学ピサ校に入学、一人の青年と出会う。彼の名はチェーザレ。スペイン出身で、父は教皇庁のナンバー2という名門貴族。はるか昔、全ヨーロッパを支配し巨大な帝国を築いた英雄と同じ名を持つ青年は、のちに現代政治学の祖・ニッコロ・マキァヴェッリの名著『君主論』のモデルとなり政治の天才と謳われた人物だった……。
闇に葬られた若き英雄が、今甦る。超美麗ルネッサンス絵巻!


15世紀のイタリア、ルネッサンス時代。現代政治学の祖・マキァヴェッリに「理想の君主」とまで謳われながら、歴史の闇に葬られた英雄チェーザレ・ボルジア。争いに向かおうとする不穏な時代に、全ヨーロッパ統一という野望を抱いた男の戦いの物語。

感想・レビュー・書評

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  • 漫画としても面白いし、当時の勢力がよくわかる。わかりやすい。歴史の勉強にもいいかも?

  • 塩野七生さんの「チェーザレ・ボルジアあるいは優雅なる冷酷」を読むまでは、ボルジア家=毒殺の一族、という印象を抱いていました。
    「死ぬ直前になってから、そういえば1年前、ボルジア家で食事をご馳走になったことに気づく」なんてコトが平気で言い伝えられているから。この漫画はその塩野さんの小説よりも、更に解りやすく読み易いので、歴史が好きでない方も楽しめると思う。

    日本史でも「勝てば官軍」と言うが、歴史における敗者は一体どれだけの汚名を着せられているのだろう…。そんなことを考えさせられる漫画でした。

    メディチ家やボルジア家を知らずしてルネッサンスを語ることはできません。あのレオナルド・ダヴィンチも、ミケランジェロもコロンブスも彼らなくしては存在し得ない、と言っても過言ではないのだから。

  • チェーザレ・ボルジアなんて渋い題材をなぜ漫画に?と思ったら、1996年、1997年に宝塚歌劇団が舞台化してたのね。ルネサンス期のローマだのメディチ家だの枢機卿の子だの、読んでみると面白い題材だものね。

  • <「カエサル」という名を持つ男。>

    新聞広告で知り、書評で興味を持ったコミック。
    チェーザレ・ボルジアを描いた作品である。チェーザレはラテン語ではカエサル。古代ローマ帝国の礎を築いた英雄と同じ名を持つ男は、その偉大さもまた受け継ぐのか。
    ルネサンス期の壮大なドラマが美麗な絵で繰り広げられる。

    自分が知ったのは最近なのだが、1巻刊行は2006年、すでに10巻まで出ている。
    「破壊の創造者」というパンチの効いたサブタイトルがよい。
    1巻では、石工の家に生まれた学業優秀な青年・アンジェロが狂言回しとなり、この時代のピサの大学へと読者を誘う。
    この巻は導入で説明的セリフも多い。
    出身地ごとに形成される学生団、メディチ家やボルジア家等の名家同士のつながりや確執、都市における貧富の差など。アンジェロという世情に疎い(純真であるが、ある意味、天然で空気を読まない)若者を配したことで、この時代に馴染みのない読者も同じ視線で新しい世界にすっと入り込んでいける。

    さまざま興味深い話が出てくるが、非常におもしろかったのは馬の種の話である。
    フランスの学生団が乗りこなすのはデストリエールと呼ばれる種。体格がよく、従順である。重装騎兵の重量を支える体力がある。対して、スペインのチェーザレが乗るのはアンダルシアン。アラブの競走馬とスペインの土着馬の混血のこの種は、細身で気性も荒く、乗りこなしやすい馬ではない。だが、その速さと闘争心は、大きな強みとなりうる。

    地域や宗教を異とする各勢力が反目し、絡み合う予兆を感じさせる展開。
    2巻以降も少し、追ってみようと思う。


    *関連書↓も出ているようだ。
    『チェーザレ・ボルジアを知っていますか?』(講談社)

    • yuu1960さん
      学者の考証もかなりされているようです。時間もかかるんでしょうね。モーニング誌でも、たまに掲載されるという状況で、いつ完了するでしょう。ルクレ...
      学者の考証もかなりされているようです。時間もかかるんでしょうね。モーニング誌でも、たまに掲載されるという状況で、いつ完了するでしょう。ルクレツィアなんてまだ少女だし。でも、描ききれたら、大長編大傑作になるでしょうね。
      2013/11/04
    • ぽんきちさん
      yuu1960さん

      コメントありがとうございます。
      そうですか、先は長そうですね。

      参考文献もかなりの数ですよね。
      最初に挙...
      yuu1960さん

      コメントありがとうございます。
      そうですか、先は長そうですね。

      参考文献もかなりの数ですよね。
      最初に挙げられている資料がイタリア語のものであることにまず驚きました。

      楽しみにゆるゆる読み進めたいと思います(^^)。
      2013/11/04
  • チェーザレボルジア

    イメージは高校生の時読んだ、渋澤龍彦などの本の影響で、「悪徳・背徳の華」と言う感じだったけど…

    なんだかイメージがいい感じで覆されました。

    天然で純粋なアンジェロとの関係は『BananaFish』の
    アッシュと英二の関係を彷彿とさせました。

    先が長そうですが、何度も読み返して新刊を待っています。そんなコミックは久しぶり。

  • 西洋史音痴にも優しい漫画

  • 絵が美しい!

  • 歴史の闇に葬られた人類史上、最も美しき英雄、チェーザレ・ボルジアの真実が甦る。新鋭ダンテ学者・原基晶が監修。世界的に最も定評のあるサチェルドーテ版チェーザレ・ボルジア伝のイタリア語原書を翻訳し、精査を重ね生まれた全く新しい物語。

    教科書に出てくる歴史的事件の背景が分かっておもしろい。世界史を本気で学びたくなる。

  • 画力に圧倒される

  • 面白い、すごく面白かった。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      マンガなんだ、、、ちょっと読んでみたくなりました。
      マンガなんだ、、、ちょっと読んでみたくなりました。
      2012/07/07
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著者プロフィール

1959年、大分県の観世流能楽師の家に生まれる。
82年、「別冊少女コミック」(小学館)にてデビュー。『おなじくらい愛』(85)で初連載を開始する。代表作に『ボーイフレンド』、『MARS』など。『ボーイフレンド』は第33回小学館漫画賞を受賞。2002年「モーニング」にて『ES ーEternal Sabbathー』を連載。 現在、「モーニング」にて、ルネッサンス期に活躍したイタリアの英雄、チェーザレ・ボルジアを描く『チェーザレ 破壊の創造者』を連載。新鋭ダンテ学者の原基晶を監修者に迎え、最も信憑性の高いとされているサチェルドーテ版のチェーザレ・ボルジア伝(本邦未訳)をはじめ、膨大な資料を精緻し生み出された全く新しいチェーザレ像や、当時の絵画を参考に、その美麗な線によって忠実に再現されたイタリアの街並みなどが話題を呼び、漫画としての面白さはもちろん、権威ある歴史学者からの評価も高い。
著者公式サイト「惣領冬実@web」
http://www006.upp.so-net.ne.jp/kotama/index2.html

「2019年 『チェーザレ 破壊の創造者(12)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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