島耕作クロニクル 1970~2006 -新入社員から常務まで-

弘兼憲史 モーニング編集部

• 講談社 (2006年10月1日発売)

感想・レビュー・書評

[huitreさんの感想 · 2021年12月30日]

島耕作の入社から専務就任までを一望できる。手っ取り早く島耕作の情報を得るのには良いかもしれないが、やはり作品を読んでからこれを読むほうが、自分としては良いと思う。「ああ、こんなことがあったなあ」などと思い出しながら、なかなか楽しめた。この後も、社長どころか相談役まで務めることになると思うが、「島耕作」は弘兼氏のライフワークのようなものだと良くわかった。

著者プロフィール

1947年山口県岩国市生まれ。早稲田大学卒業。松下電器産業に勤務の後、74年漫画家デビュー。
85年『人間交差点』（原作 矢島正雄）で第30回小学館漫画賞青年一般部門、91年『課長 島耕作』 で第15回講談社漫画賞一般部門、2000年『黄昏流星群』 で第4回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞、03年同作で第32回日本漫画家協会賞大賞を受賞。07年には紫綬褒章を受章している。
主な作品はほかに、『ハロー張りネズミ』 『加治隆介の議』 など多数。現在は『社外取締役 島耕作』（「モーニング」）、『黄昏流星群』（「ビッグコミックオリジナル」）を連載中。

「2023年 『逢いたくて、島耕作（1）』 で使われていた紹介文から引用しています。」