アイシテル~海容~前編

  • 講談社 (2007年3月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 / ISBN・EAN: 9784063722727

みんなの感想まとめ

テーマは子育てにおける複雑な感情と親の責任です。作品は、加害者と被害者の両方の視点から、親が抱える葛藤や苦悩を描き出しています。読者は、登場人物の心情に深く共感し、涙を流す場面も多いと感じています。特...

感想・レビュー・書評

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  • ずっと読みたかった一冊。
    漫画を読むのはあまり得意じゃないけどやっぱりこの内容を小説で表現するのは難しいと思う。
    被害者側の親の立場と加害者側の親の立場、どちら側の立場に立っても辛くなる。両家族が子供の写真を見て懐かしみ涙するシーンは読んでて悲しくなった。
    シリアスな展開が多いからか、背景のトーンの使い分けが上手だなーって感じた。

    余談
    ドラマ主題歌はMONKEY MAJIK『アイシテル』で、この曲がすごい好きで過去にドハマリした記憶がある。
    しかもドラマに合わせて歌詞を書き下ろしたらしい(ドラマ未視聴)
    いつか見てみたいけど内容があれだから再放送は難しいか……。

    さらに蛇足だけど、この主題歌と100s『やさしいライオン』って曲の歌い出しが似てる。こちらも良い曲(だと思う)

  • 親であるなら読んでいてもいいと思う。

    どんなに必死に子育てをしていても、全ての子供が満足できるとは限らない。
    どんなに愛情を注いでいると思い込んでいても子供に伝わっているとは限らない。
    どんなに相手のためだと信じていてもただただ子供を傷つけているだけのこともある。

    子育ての成功も失敗も答えはわからないけれど、
    「私はこんなに一生懸命に頑張ってきたのに。」と云うのは、親のエゴであって子供には関係のないところにあるのかもしれない。
    未熟な人間が人間を育てることは難しい。

    被害者であれ加害者であれ…親が子を思う気持ちに差異はないのだと思う。
    どちらか一方だけが辛いなんてない。
    我が子を突如として失う哀しみ…
    我が子が人を殺めてしまう哀しみ…
    どちらも親には地獄。

    何事もなく大人になった。それは奇跡なのかも知れない。
    明日、我が子がそのどちらかにならないという確信は誰ももてないと思う。

    ウチは大丈夫。それはおごりでしかない。

    どんなに愛していてもその日がふいに訪れてしまうのではないかという暗い淵に立たされたような気がしてなりません。

  •  最近、読売新聞で紹介されていたので読んでみたのですが、久々にマンガでぼたぼたと涙がでました。読売の書評にはラストがきれいすぎるとあり、たしかにそう感じましたが、読了感が悪くないのはラストがいいからだし、題に海容とついてるのでこういう終わり方になるかと思います。前編では加害少年とその親に腹が立ってしょうがないのに、後編で少年側の事情を知るにつれて、家裁調査官の富田さんのように抱きしめてあげたくなると思います。

  • ※感想は後編のレビューに。

  • 2009年4月24日
    かなり衝撃的な内容。

  • 一気に読み終わりました。衝撃でした。
    凶悪犯罪と呼ばれる事件について、記者が書いたルポ的な書籍は何冊か読んだことはあったのですが、いずれも被害者の観点から書かれているものが多かったように思います。
    この本は、あくまで被害者の母親が主人公なのですが、加害者一家にもスポットが当たっています。寧ろ、本質的には被害者家族が主役なのかもしれません。
    漫画なので、加害児童に同情すべき点が多々あることや、被害児童の母親の人格性の素晴らしさ等、いささかリアリティに欠ける部分はありますが、物語のメッセージは痛いほどに伝わってきます。

    少年事件についてはマスコミで大々的に報道され、ネット上では加害者に対するバッシングが加熱しがちな昨今ですが、煽りとも取れるその報道を間に受けず、事件が起こった背景に思いを巡らす想像力も必要なのかもしれません。

  • 子どもが戻ってこないまま、時間がどんどん過ぎる描写がリアルすぎて苦しくなる。加害者、被害者、どちらの家族の痛みもジンジン伝わってきます。マスコミの汚さもリアル。美帆子が可哀想でたまらなかった。

  • 母親も完璧じゃいない皆みんなかわいそうだ、まさにそれ

  • 子供がいる全ての方に、是非読んで欲しい本。
    いろんな立場の母親像、父親像が見えます。

  • 再読。ドラマで話題になった本(ドラマは見てない)だけど、読んでみるとものすごく重かった…。母親よりも、姉の方に感情移入してしまった。可愛がられてた弟は「最強」になった…というのは、何となくわかる。全くの作り話と切って捨てられないあたり、本当に怖いと思う。
    http://lettura.blog86.fc2.com/blog-entry-11.html

  • 久しぶりに読み直してみました。
    これ、テレビドラマにもなりましたねぇ。
    ちなみに漫画版です。

    とにかくねぇ、息子がいる立場にしてみれば、
    たまりませんよ、このストーリーは。。。

    被害者の親の立場になったことを想像するとね。。
    夜更けに読んでしまったことを後悔します。。

    最初にこの本を読んだ時、息子はまだ1歳未満だったはず。
    で、今は3歳半。元気に外を駆け回っています。

    そんな中、改めて読むと。。。たまりませんね、やっぱり。

    子を持つ親は、読んでおいて損はないと思います。
    正直、辛いですけどね。リアリティありすぎて。

    さて、、、後編も後日、読むかなぁ。

  • ドラマになった時に読んでみたかったんだよね

  • 自分の子が別の子を殺してしまうという少年犯罪シリアス漫画。
    テレビドラマよりも設定がシリアスです。考えさせられます。

  • 二部構成。悪と善は本当は紙一重で、みんなそれを分かっていながら他言を許さないのは、悪の中の善を認めたら罪を下すことに躊躇が生まれてしまうからだと思う。事実、この中のゆういちは少年法に守られている。被害者加害者、どちらにもなりうる可能性はいつだってある。他人事じゃない。

  • ドラマを見て、手に取りました。

    被害者の親、加害者の親、被害者の子ども、加害者の少年・・・
    誰もが誰も、可哀想・・・というか、最初、この話の終着点が
    想像つきませんでした。

    救いってあるのかな?って。

    加害者の少年が被害者の少年を殺した動機の、なんと幼くて
    切なくて哀しいことか・・・と。

    下巻を読むまでうんうん呻っておりました・・・。

  • 家に帰るのが遅くなり、その間に大事な息子が殺された・・。
    母親の「私がきちんと帰っていれば」というのにすごく心をうばわれました。最近ではめずらしい家族愛のお話です。

  • 衝撃的なストーリーながら内容は母親なら誰もが感じる閉塞感、不安、愛情。
    読んでいて何度も涙が出て、しばらく頭がぼーっとしてしまいました。

  • 深い話でした。

  • 今まで殺人事件のニュースを見たら、殺害された人がかわいそうだ、くらいにしか思わなかったが
    遺族の側の悲しみ、苦しみと同じくらいに、加害者側にだって悲しみ苦しみがあるんだろうと気づいた。
    もちろん、その人たちの苦しみを理解できたわけではないけれど。
    今まで、加害者側の気持ちなんて全く考えもしていなかった。
    こういった事件は、他人事ではなく、私のすぐ身の回りで置きたっておかしくはない。
    たまたま、事故のように起こり得る。
    私の所は大丈夫、って言い切れる家庭はないんだと思う。
    そう気づけたという点で、視野が広がりました。

    あと、読んだ後心の底から母に感謝の気持ちでいっぱいになった。
    どの母親も一生懸命。
    誰も悪くはないんだと思う。
    愛があふれてる。

    感謝の気持ちを忘れかけた時、またこの本を読みたい。

  • このほんはドラマで見て原作を読んでみようと思い読みました。
    小学生の男の子が同じ小学生に殺されてしまい、その後の被害者側と加害者側の
    両方の生活が書かれてます。
    なかなか考えさせられる本だと思いました。

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著者プロフィール

独立行政法人労働政策研究・研修機構 特任研究員。
1948年生まれ。79年法政大学大学院博士課程修了後、雇用促進事業団職業研究所研究員、労働政策研究・研修機構統括研究員を経て、2009年4月から現職。商学博士。厚生労働省地域雇用創造推進事業等選抜・評価委員会委員、東京商工会議所労働委員会委員、NHKラジオ「ビジネス展望」レギュラーコメンテーター、青山学院大学大学院法学研究科講師、中央大学商学部講師などを兼務・歴任。専門は、人事管理論、産業・経営論、地域経済論。

「2011年 『成功する地域資源活用ビジネス』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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