- 本 ・本
- / ISBN・EAN: 9784063722734
感想・レビュー・書評
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2009年4月24日
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アイシテル~海容 後編 (2)
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加害者の親被害者の親いろんな視点から感情移入してしまう、子供がいる親なら自分もいつ被害者側になるのか加害者になるのかわからない危うさが詰まっている
殺された側も殺す側もどちらも痛々しい
個人的には殺された母親の気持ちを考えるとこぼれ落ちるるものがあるが、この漫画に至っては加害者側の親の気持ちをすごく代弁しているのじゃないかと思う
女子高生が殺したかったからと殺したと同級生の友人を殺害した事件も記憶に新しいが夜中に撲殺されそうになった父親も自殺してしまうくらい子供のことで悩んだだろう
これからは被害者の親に責任もって償いますと言った気持ちも前に死という選択しか選べなかった父親の気持ち
秋葉原秋葉原無差別殺傷事件の加害者の弟も
結局結局殺人犯の弟として死ぬ理由に勝る、生きる理由がないと自殺を遂げている
最後のセリフが胸に刺さる殺された側も殺した方もどちらも可愛そうだ -
再読。被害者と加害者の母親がああいう形でわかり合うというのは本当に切なくて…。加害者の少年も、自分に子供が産まれて、初めて罪の大きさを知る。つらく、重い話だけれど、いろいろと考えさせられました。
http://lettura.blog86.fc2.com/blog-entry-11.html -
どんなに取り繕ったところで、子どもが複数いる場合に愛情の偏りがでるのは、当然のこと。
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久しぶりに読み返しました。
この本を購入した時、確か息子は1歳くらいだったかな。
で、今はもうすぐ4歳を迎えようとしています。
感情移入の度合いが、昔に比べると
やっぱり違いますよねぇ。
人それぞれ、生きる上での立場や環境って
異なるわけですが、そうは言っても
やっぱり普遍的なものってのはある。
何か特別なことができるってわけじゃないですが、
息子とは常にしっかりと向き合わなきゃいけない
よなぁって思うわけです。
逆に言うと、子供はそれだけを求めている。
そんなことを改めて気付かせてくれます。
それにしてもこの本、今気付いたんですけど、
弁護士の方が監修しているんですね。
中身が重厚なわけです。
男性が読んでも思うところが多いストーリー。
女性が読んだら、尚更でしょうね。
お子さんがいらっしゃる方は是非、読んでみて下さい。 -
重くて悲しい、いつ現実になってもおかしくない。心理描写が素晴らしくて、色々考えさせてくれる漫画、名作だと思います。
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