私家版魚類図譜 (KCデラックス モーニング)

著者 :
  • 講談社
3.81
  • (31)
  • (29)
  • (50)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 250
レビュー : 24
  • Amazon.co.jp ・マンガ (272ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063722789

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 『鳥類』に続き、魚をモチーフにした話7編収録の一冊。
    吸血ダコの異名を持つコウモリダコは実はイイヤツです。

  • 諸星大二郎の魚本である。
    たびたび氏の作中にて『リボンウオ』ことリュウグウノツカイをモチーフにしたクリーチャーが登場するので、『私家版鳥類図譜』が出た時に確信めいたものがあった。
    個人的に印象に残った作品は『魚の夢を見る男』。
    内容は省力するとして、魚好きな主人公が周囲の人との隔たりを感じる描写に、『ひょっとして自分もこうなんじゃ…』というリアルな想像力がかきたてられ、恐怖心とそれに伴う吐き気すら覚えた。
    なにかにのめり込んだ生活をしていると、同じ症状に捕われるかも。
    他の作品はいつもの諸星作品として読めた。
    鳥類図譜同様、不思議系の話が多く、読後感はここ最近の作品の中でも軽め。
    『栞と紙魚子シリーズ』あたりのライトな作品でハマった人をディープな諸星ワールドへ引き込む際に、僕ならこの本を貸すかな。
    次に『妖怪ハンター』を…

    ※<a href="http://osakanabanashi.seesaa.net/article/105301291.html" target="_blank">当方ブログの蔵書目録コーナー</a>には,ブクログに登録できない古書・洋書・珍書リンクなどもありますので,もし魚本倉庫に興味をお持ちの方は,<a href="http://osakanabanashi.seesaa.net/article/105301291.html" target="_blank">こちら</a>も併せて御覧ください.

  • 諸星大二郎は絵が下手だ。こんなに絵が下手なのに、こんなにも不気味で、こんなにもグロテスクで、こんなにも幻想的だ。この寓話的な美しさは、どれだけ美麗な絵描きさんでもなかなか描けるものではない。漫画における美しさや幻想は、物語がその内実をつまびらかせてゆくなかで、闇と光のコントラストとともに結実するということを実感する。
    ブログで書けなかった「鮫人」「魚の夢を見る男」について一言ずつ。前者は「鮫人」の造形的な不気味さと、その群れの前で笑顔で踊る娘たちという構図の不気味さが際立っている。が、おはなしとしてはあと一歩、かな。いや諸星さんの漫画は秀逸なのが多いので、こちらの期待も高くなってしまうのです。
    「魚の夢を見る男」は、妻と間男のあたりなど、少しありきたりな設定と話の展開かな? とも思うが、やはり手堅い。夢とは完全に逆のプロセスをたどっていくというプロットが面白い。

  • 幻想怪奇的「魚」

  • 人魚の話が、秀逸。ほんとに海底で暮らしたことがありそうな、リアリティ。

  • きっかけは駅で拾った週刊モーニング。たまたま載ってた短編にいたく感動。
    きっとあの人魚の話が載ってる!と思って勝負に出たら大当たりだった。

    深海の理をうまく活用して素敵な作品に仕上がっている。
    書き下ろしの『ネタウナギ』は魚好きならついにやりとする事請け合い。

  • 深海の人魚とか面白かったなあ。
    鳥のほうも早く見つけたい。

  • 諸星版の人魚姫や、おかしな魚の学校の話。個人的には『ネタウナギ』の中に出てくるちょうちんアンコウのおばさんが好きです。

  •  いかにも諸星作品らしい。「魚」をテーマにした、不思議で不条理でシュールな作品が7編収録された短編集。 好みは、やっぱり「深海人魚姫」「深海に還る」と、「魚が来た!」かな。「鳥」「魚」でお終いにしないで、続刊も希望!

  • 「君の望みがかなうように」
    「あなたの望みがかなうように」

全24件中 11 - 20件を表示

著者プロフィール

漫画家。『西遊妖猿伝』『妖怪ハンター』『栞と紙魚子』『マッドメン』『諸怪志異』『暗黒神話』『孔子暗黒伝』など、数多の作品で唯一無二の世界観を確立。2014年、第64回芸術選奨文部科学大臣賞を受賞。

「2019年 『漫画家と猫 Vol.1』 で使われていた紹介文から引用しています。」

私家版魚類図譜 (KCデラックス モーニング)のその他の作品

私家版魚類図譜 Kindle版 私家版魚類図譜 諸星大二郎

諸星大二郎の作品

ツイートする