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- / ISBN・EAN: 9784063722963
感想・レビュー・書評
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上巻とあわせて。
長いこと、続きが読めずに、この下巻が発売された時は本当に嬉しかった。
上巻のあの展開から、どう終わるのかと思ったら。
心から良かったと思える結末です。女って怖い!逞しい。強か。流石。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
最後まで読みたくて完全版を購入。全体を通して、かのこちゃんに救われた。ソドムの罪に掛けた内容と、七つの大罪をモチーフにしたキャラクター。葉ちゃんの「憤怒」はわかるけど、柿崎さんの「嫉妬」はいまいちしっくりこず、淺川くんに至っては「色欲(淫欲)」という程の強引さも無く。葉ちゃんの母がその分諸々のモチーフごっそり持っていったという印象を受けた。里香子と葉ちゃんが最後ああいう風になれた事にほっとし、最後のかのこちゃんの留守番電話にやはり救われるのである。
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柿崎があいつに似てる。
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いささかやっつけを感じる。
ていうかピアノのエピソードっていうか、母親のエピソードがあんまり好かんのよね、私は。
全部を収束させたことはヨイと思うけどやっぱり短編か、もう少し短いほうがいいんではないか、著者の魅力が一番発揮されるのではないか。 -
もち、上下巻で読破。
わたしの好きな人が、男の人に獲られてしまったらどうしましょう!?
って思っちゃった。
正直…敵わんだろうなぁ、って思う。なんか、そう思う。
敵わん、っていうか、もしこの先、他の女の子に奪われることになっても
同じような気持ちになる気がするなぁ。
終わりが見えないのかも、という点では、幸せなもんだけれど
「他人への身の預け方なんか知らない」
「永遠はないけど、永遠をつくることは出来る。
それは、生きてる人の義務
その人と、長い一日を過ごすことができたら
それを 手放しちゃ だめ。」
これを、実感するようなことが、なければいい、と思った。 -
結局完全版の上下を購入してしまった。。
というわけで、そどむ完読。
ピアノのこととか。扉の詩とか。やっぱり小野塚ーっ!
でもリカコは好きになれない。
苦手な女の代表っていうか、どっちかっていうとリカコの女友達のタイプだ。
温室育ちだと認めて開き直るところとか、女的な女が苦手だと、えーってなる(のは私だけか?)
でも葉ちゃんはかっこいい。揺らぐ不器用な感じがいい。
愛することも愛されることも怖くなってできなくなったら、人は死んでしまうものなのかなぁと。
そしてしなくても死なないのに、どうして人はそれを求めるんだろうなぁと。
それが分かったら人間やめる。っていう台詞がかっこいい。
後書きで、昔はもっとひねくれてて〜とか書いてたけど。
その小野塚のひねくれっぷりが好きだと思った。 -
最後、早くからそうしていればよかったものを。と思わさざるを得ない。読みやすいけど。
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里佳子がかっこよくなりました。
何回も読み返してます。