- 本 ・マンガ (216ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063723229
作品紹介・あらすじ
この物語の舞台は1969年から1972年にかけての日本。ベトナム戦争や公害問題など高度成長の歪みを背景に、当たり前のように学生運動に参加していった普通の若者たちが、やがて矛盾に満ちた国家体制を打倒するという革命運動に身を投じていく様と、その行き着く先をクールに描き出す、若き革命家たちの青春群像劇である。
1969年、革命者連盟に所属する谷川、吾妻らは外相の訪米を阻止するため羽田で火炎瓶を投げ逮捕される。保釈された2人は赤城らとともに、獄中にいるリーダー筑波を奪還するため、交番から銃を奪う計画を実行に移すが…。一方、東北地方の大学で遅れて学生運動に参加していた岩木は、過激な闘争で知られる赤色軍に誘われて上京するが、デモの最中に逮捕される。出所した岩木を待っていたのは女性活動家たちとの共同生活だった。
感想・レビュー・書評
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この漫画を最近まで読まなかった事を自己批判します。
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昭和の新左翼団体、連合赤軍を題材にした漫画。
良かった。とはいえ、続きはあまり読もうと思えなかった。わたしは、純粋な正義感がドミノ倒しのように狂気に転じる話に、耐性があまりない。まだ一巻だけど、これから映画『ミスト』のような惨劇が起きる予感がして、つらかった。最もこれは現実に起きた話なので、100%悲劇が起きることが確定している。
わりと、「革命」というワードが自分でも好きだと自覚はあるのだけど、そのワードにはこういった血に塗れた歴史があることは忘れないでいたいと思う。 -
この赤軍運動の界隈、興味はあっても、具体的に知る機会をなかなか持てていなかったから、漫画はうってつけの媒体。かつかなり興味深く描かれているから、なおさら。
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安田講堂から浅間山荘(ていうか山岳ベース事件)まで、たった3年だったのか……てのがまず驚き。
みんな若いんだよね。
なんて無駄なエネルギー。
思想で統制されることの恐ろしさ。
共産主義こそが独裁、ってのにある意味、日本は早く気づいてたんだよね。
しかし体調がよくないせいか、続きを読むに耐えなかった。 -
読了
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「あさま山荘事件」は、ほとんど内容を知らず、背景も知らないんだけど、以前から興味はありそのうち本か映画を見てみようと思いつつ放置していたところ、Twitterでこのマンガが紹介されていて、期間限定で無料だったのでKindle版を購入。
このマンガは、「あさま山荘事件」に行き着くまでの流れを描いているそうなんだけど、ほんとに「流れ」って感じで、たんたんとしていてドラマとしての面白みが無く、しかも登場人物が多くて覚えきれずに、結局のめり込めずに表面的に読んだだけで終わってしまった。
各登場人物の、逮捕や刑が確定するまでの日数や、死亡日までの日数が各話の終わりに書かれていて、また死亡する人は、各コマの絵に番号が振られているのがかなり不気味で面白い試みだとは思う。
が、結局私はもっとエンターテイメント性がないと、のめり込んでは読めない。 -
日本赤軍についてよく知らないので読んでみました。
登場人物紹介で逮捕まであと000日とかカウント表示しているのが特徴。
主義主張とは別に異性間でやることはきっちりやっているのも印象的。一見高度な主張と思わせつつもどうも子供じみている気もする。 -
1969年の安田講堂が陥落し、全共闘運動は衰退していく。
そんな中、活動を過激化させていく革命者連盟は、赤色軍と協力関係を築き武装闘争を続けていこうとするが……。
連合赤軍の事件を山本直樹が漫画化。
登場人物の姓は日本の山の名前に変えられ、死亡する人物の頭には何番目に死ぬかがナンバリングさらている。
(当時の)普通に学生運動をしていた学生達が、山に篭もり仲間を殺害、あさま山荘事件を起こす過程が丁寧に描かれていく。
新興宗教(オウム?)を描いたビリーバーズも読んでみたいな。 -
なんとなく始まる。
著者プロフィール
山本直樹の作品





