- Amazon.co.jp ・マンガ (208ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063724370
作品紹介・あらすじ
森に捨てられたピアノ……そのピアノをオモチャがわりにして育った少年・一ノ瀬海は、かつて天才の名をほしいままにしながら事故によってピアニスト生命を断たれ小学校の音楽教師になっていた阿字野壮介や、偉大な父を持ち自らもプロを目指す転校生・雨宮修平らとの出逢いから次第にピアノに魅かれていく……!!
自分のモーツァルトをモノにできぬまま迎えた初のピアノコンクール。緊張で足がすくむコンクール参加者・丸山誉子を励ましながら、ついに舞台に立つカイ。阿字野や雨宮、誉子そして審査員たちが耳を澄ます中、会場に響いたカイのモーツァルトは……!?
感想・レビュー・書評
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カイはカイのピアノが弾けました!会場がピアノの森になる演奏シーンは名場面です。修平くんの顔つきが違ってきて、誉子も魅力が出てきました。3人に絆が生まれるのでしょうか?5巻までずっと面白いまま飛ばしています。快調ですね。
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見所が山のように詰まった5巻。
便所姫のエピソードは弾き始めるまで本当に大丈夫なのか!?とハラハラして見守ってしまった。たくさん出てくるモーツァルトの亡霊、マネから脱却できないカイ、ただ1人(?)の観客、とにかく全てのエピソードが緊張と感動の繰り返しを生んでいる。カイの演奏は会場で聴いているかのようにピアノの音が聞こえてくる気がした。
そして何より「規格サイズじゃない」この一言につきる。楽器を弾く人だけでなく、全てのチャレンジをする人に勇気を与える言葉ではないだろうか。
「あれを評価したらカンペキを目指してきた他の子に示しがつかない」という審査員のおばちゃんの言う理屈も理解できる。努力した分だけ報われる。それは閉じた世界の中で多くの人が幸せになれる理屈なのだ。しかし閉じた世界が開かれようとする時、その規格サイズがより広い世界で通用するものであるのかが問われることになる。 -
誉子よく頑張った
熱いな、カイ
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たのむ!私にも海を可愛がらせてくれ
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やっぱりコンクールの場面は、登場人物と一緒になってドキドキする。
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カイかっこよすぎ
人間としてもピアニストとしても -
「既存の枠組みに収まらない才能をどう取り扱うかで意見が分かれる」というのはどの分野にもあることなんかなあ。特に審査によって良し悪しが決まるものは明確な型(採点項目)があるからそこが起きやすそう。
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文句なしに面白かった
修平はパーフェクトに、あがり症の誉子が実力を出し切り、海も自分の音楽をやりきり、それぞれの音楽を描ききって、それでも海はコンクールとして負けるのがとても良かった -
コンクールが終わった!
さぁこれからがますます楽しみです。
著者プロフィール
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