へうげもの(1) (モーニング KC)

著者 :
  • 講談社
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本棚登録 : 1804
レビュー : 206
  • Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784063724875

作品紹介・あらすじ

あるときは信長、秀吉、家康に仕えた武士。またあるときは千利休に師事する茶人。そしてまたあるときは物欲の権化。戦国~慶長年間を生き抜いた異才・古田織部。甲冑、服飾、茶、陶芸、グルメetc. お洒落でオタクなこの男こそ、日本人のライフスタイルを決めちゃった大先輩だ!!

感想・レビュー・書評

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  • 山田芳裕『へうげもの』(モーニングKC)は武将茶人・古田織部を主人公とした歴史漫画である。現代人的な感性で語られ、時代考証的にはありえない作品であるが、当時はアヴァンギャルドであった茶の湯の真髄を意外と突いているように感じられるから不思議である。NHKでアニメ化された。
    物語は織田信長の家臣時代から始まる。松永弾正(松永久秀)の最後の謀反である信貴山城の戦いが起きた。平蜘蛛を抱えて自爆する有名なエピソードである。松永弾正の言葉は古田織部の最後を思うと意味深長である。本書の織田信長は新時代を作る魅力的な主君として描かれている。それ故に謀反を起こすという面白い視点を提示する。
    本書では千利休が黒を好む理由も語られる。「わび・さび」という枯れた意識では必ずしもない。軍船の色を黒で塗るべきと信長に進言するように黒の使い方も茶の湯に限られない。実際のところ、千利休は羽柴秀吉が恐れるほどの野心家であった。
    黒の価値は大名物などのアンチテーゼとして存在する。大名物などの否定ではなく、それらの素晴らしさが前提になる。それを忘れてBlack is beautiful.となるならば滑稽である。

  • コミック

  • 織田信長が主役ではないのに、家来の左介が趣きがあって次の巻も読みたくなるマンガ。

  • 集中してまとめて読んだらハマりそう。
    モノの業につかれた男が戦国時代にどう生きるのか。その他大瀬としか生きられない自分には異分子は面白い。

  • マンガ

  • 古田織部にスポットを当てたお話。最近無駄に会話を歴史調にしようとして失敗している感がある。

  •  大名物(おおめいぶつ)平グモの茶釜(地をはうような異形が蜘蛛に似ていると命名された)なんとなまめかしい黒がねの地肌なんと「のぺえっ」とした異形の、いや「どぺえっ」か!山上宗二が「良くない」と評したそう。
     三本杉の波紋。業物(わざもの)「関の孫六 兼元」。
     大名物「荒木高麗」。室町東山書院より伝わる天下の染付茶碗。なんと見事なカイラギ(茶碗の高台付近にかかった釉(うわぐすり)がちぢれて、こまかいひび割れが出た状態のこと。なんと美しい枇杷(びわ)色の地肌、器に柄を染め付けるなど誰が考えようか。
     唐物(からもの)熊川形青色茶碗(こもがいなりあおいろぢゃわん)※朝鮮慶尚南道熊川港より搬出した茶碗。枇杷色の釉(うわぐすり)がかかり緑が反る。まるで清水がペロンと器になったような淡青鮮やかな見事さ。
     名物「八角釜」。
     そもそも名物とは堺のものが呼び始めたもの・・・見た目の風情だけでなく所蔵していた人物の品格や歴史をも踏まえて価値を決めているのです。
     「九十九髪茄子」:茄子形(なり)の茶入れでは最高のもの。
     最も崇高なる三つの茶入れ、一つは信長様に渡った型衡形(かたつきなり)の茶入れ「新田」。二つ目はこれも信長様の手にある肩衡「初花」。そしてもう一つは九州博多の豪商島井(しまい)殿の持つ肩衡「楢柴(ならしば)」。どれ一つ取っても一国以上もの価値に相当します。もし三つ揃えたならば、それはもう天下を獲ったと言っても過言ではありますまい。
     「新田」肩衡、源氏の英雄・新田義貞公から茶の湯の祖・村田珠光翁(じゅこうおう)へと渡った堂々たる姿のものであると・・・
     そして「初花」肩衡、楊貴妃が持ち八代将軍・足利義政公へ渡ったとされる清々しい逸品・・・
     最後が博多の島井殿が手にある「楢柴」肩衡、これも義政公が愛でた茶入れで、飴色が美しい下膨(しもぶく)らみのものだそうな・・・

  • 不機嫌な信長の笑いを取れるぐらいな、数寄者が辿る戦国時代。織部焼ぐらいしか知らなかったので興味深い。
    肝臓を悪くしたようなドス黒い秀吉の面構えが良い。

  • 首から梅が生えてる信長さまの恰好がオシャレ。

  • 遅ればせながら読み始めた。
    はまりそう

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著者プロフィール

1968年、新潟市生まれ。大学在学中、「ちばてつや賞」に『大正野郎』で入賞。コミックモーニング(当時)より、同作品でデビュー。『デカスロン』『度胸星』『へうげもの』など、斬新な着想、大胆な描写で、野心作を世に放ち続けている

「2019年 『望郷太郎(1)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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