- Amazon.co.jp ・マンガ (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784063725100
作品紹介・あらすじ
2004年11月の連載開始当初より、イメージを駆使した独特のワイン表現が人気を博し、ついに350万部突破。多彩な情報、そしてその正確さから、ワイン愛好家はもちろん、ワイン生産者などの業界関係者からも高い支持を得る。その人気は国境を越え、韓国では空前のワインブームの立役者に。2008年の4月には、ワインの本場・フランスでも出版が開始され、各巻1万部以上という異例のセールスを記録中。
“イタリアの怪人”本間長介が、イタリア・ワインを溺愛するようになった原因……それは昔、フランス女性に失恋したことによるものだった。その女性カトリーヌ・ノエラが結婚すると知らされた本間は、燃える太陽のような3年間の思いを、1本のワインに託した。
感想・レビュー・書評
-
神咲豊多香の遺言状に記された「第一の使徒」をめぐる決戦がおこなわれ、雫と一青はそれぞれがこれこそ「第一の使徒」だと確信するワインを持ち寄ります。完璧を求める一青は、グレート・ヴィンテージである1999年のジョルジュ・ルーミエのワインをえらびます。しかし、完璧であるがゆえにそこで物語が終わっていると感じた雫は、あえて多くの作り手たちが苦しんだ2001年のワインで勝負をかけます。はたして結果は雫の勝利となります。
本間が片思いをしていたワイン・スクールのフランス人教師カトリーヌ・ノエラが結婚するというエピソードを挟んで、みやびの初恋の相手だった高杉の会社が、太陽ビールと新たな契約を交わす話になります。ブランド志向の高杉は、五大シャトーなどの一流のワインを仕入れたいと希望するのに対して、みやびはそれらに負けないようなワインをえらぶことで、彼の気持ちを翻意させようとします。
「第一の使徒」をめぐる勝負はあっけなくついてしまった印象がありますが、それにつづくサイド・ストーリーもおもしろく読むことができました。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
借りたもの。
『第一の使徒』の正体には驚かされる。
完璧(完結)さを求めるのではなく、不完全であるが故の魅力だった。
それは、今までのワインがネームバリューではないこと、「天・地・人」によって左右されることの総集編――というよりその組み合わせによって、多様な魅力が生まれること、その1つの形だった。
本間やみやびちゃんの淡い恋に纏わるワイン事件。
前巻まで憎まれ役だった本間が丸くなって(性格が)ちょっと不器用な男の側面を垣間見る。
ワインに込められた物語や思いが、手紙の様に相手に伝わる描写が魅力的。
みやびちゃんを悩ませる、初恋の人に絡んだ難問は、日本人に根強い?ワインのネームバリュー主義、ブランド志向の呪縛に関する問題提起な事件が続く。
それにしても機転の利く登場人物たち(笑)
完璧主義の遠峰の笑みが怖い。 -
主人公、雫のデキャンタを生で見てみたい…
-
第一の使徒完結。そのあとの展開がちょっとたるい感じがしなくもないが…
-
五大シャトー登場で表現が激しい。というか背景巧すぎる。ワインの味はわからん。
-
こういう漫画は出てくるワインが飲みたくなる。
-
遠峰先生がたまりません
著者プロフィール
オキモト・シュウの作品





